【大谷と一問一答】力投もチームの敗戦に「打つ面で期待に応えられなかった」

[ 2021年6月24日 11:31 ]

<エンゼルス・ジャイアンツ>初回1死から一ゴロに倒れたエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が23日(日本時間24日)、本拠地ジャイアンツ戦に「2番・投手」で出場して6回を投げ、1本塁打を含む6安打1失点、9三振2四球1暴投で勝敗は付かなかった。今季最多105球を投げ、最速は99・2マイル(約159・6マイル)。防御率は2・58。打者では3打数無安打だった。内容は一ゴロ、空振り三振、空振り三振で打率・265。チームは延長13回、3―9で負け、3連敗。

 以下、試合後の主な一問一答。

 ――今季最多105球を投げた。体の状態は。
 「暑かったですけど、それなりに回を投げられた。ちょっと球数は多かったですけど良かったと思います」

 ――序盤はいつもより直球の球速が出ていなかった。
 「ちょっと体が動きづらいなと感じていましたけど、投げるのを重ねるうちに徐々に徐々に良くなっていたのでそこも良かったと思います」

 ――ナ・リーグ西地区首位のジャイアンツ打線について。
 「データを見ながら打席に入っているのかなという感じはしましたけど。うまく逆手に取れればいいのかなと思って投げられていたので。本塁打は甘かったですけど、それ以外は良かった」

 ――相手先発のガウスマン投手のボールの印象は。
 「なかなか見ないような軌道の球だと思うので。素晴らしい投手ですし。何とか打ってチャンスをつくれれば良かったですけど、なかなか難しかったかなと思います」

 ――ジョー・マドン監督は控え野手が3人いれば投打同時出場できると言っている。ただ、今日は2人しか控え野手が使えない状態にも関わらず「リアル二刀流」を託された。
 「基本的には野手がしっかりといる状態でないと、監督的にも自分的にも怖いところがあるのかなと思うので、通常ではないのかなと思いますけど。今は(故障のため)トラウト選手がいない状態なので、得点力という意味で必要とされているのかなと思いますし。勝つための重要なピースとして起用してもらったのかなと思うので。打つ面でその期待に応えられなかったので、そこはチームのために仕事ができなかったのかなと思います」

 ――5回1死一、二塁のピンチで球威が上がった。
 「あそこはホームランはもちろん良くはないですけど、トータルで試合を作る中で全部が全部、全力で投げればいいってわけでないので。その勝負どころの見極めも大事。あそこが勝つ確率を残すためには、やっぱり一番重要なところではあった。絶対抑えたい場面ではあったのかなと思います」

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