阪神・佐藤輝 さぁ、セ界制覇弾!リーグ“全球団制圧”へ残すは巨人のみ 本拠・甲子園で宿敵打倒必ず

[ 2021年6月18日 05:30 ]

打球を避けておどけたポーズを見せる佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 交流戦を終えたプロ野球は、18日からセ・パともにリーグ戦が再開する。阪神は2位の巨人を本拠地・甲子園に迎え撃つ。「5番・右翼」での先発出場が濃厚な佐藤輝明内野手(22)にとっては同一リーグで唯一本塁打を記録していない相手。球団新人では1969年の田淵幸一以来、6月終了時点での「セ界制覇」を成し遂げ、宿敵との7ゲーム差を、さらに広げる。

 いつまでも『0』でいいとは思っていない。佐藤輝の今季巨人戦成績は35打数10安打の打率・286、4打点。決して悪い数字ではないが、代名詞の本塁打を早く一本浴びせたいのが本音。リーグ戦再開で激突する宿敵相手に堂々と宣言した。

 「一番欲しいのがホームランですし、打てるように自分のスイングで振っていきたい」

 3月27日ヤクルト戦のプロ1号から4月9日DeNA戦の場外弾、初めて4番に入った5月2日広島戦での満塁弾。同28日西武戦の1試合3本塁打など、インパクトあるアーチをかけてきた。

 今回の3連戦でテル弾が飛び出せば球団新人では5人目のセ全球団制圧。6月終了までの達成は69年田淵幸一以来となる。球団の巨人戦本塁打上位は1位が掛布雅之(70本)で2位が田淵(67本)。令和のレジェンドになることを期待される「ミスタータイガース」後継候補にとってG倒弾は宿命ともいえる。

 チームにとっても大事な一戦になる。6連勝フィニッシュした交流戦で貯金を4つ増やして最多20とし、4・5だったゲーム差を7に広げた。3連勝を目指す宿敵の出はなをくじいておきたい。

 「2位のチームだし負けられない戦いだと思う。しっかりチームが勝てるようにいつもどおり、ボクのプレーをしていきたい」

 第1戦のメルセデスと第2戦の先発が予想される戸郷は、ともに今季初顔合わせで佐藤輝にとっては初対戦。第3戦の高橋には2度の対戦で2勝を献上し個人的にも5打数1安打に抑えられている。難敵3人だが、攻略できれば気配すら感じないところまで追いやることができる。

 この日は甲子園での打撃練習で右中間席に運ぶ予行演習。「この期間はもう一回打撃を見つめなおしました」。昨秋ドラフト指名時から公言し続ける打倒巨人。有言実行には「驚弾」がふさわしい。

 《阪神新人では過去4人》今季16本塁打の佐藤輝(神)は、巨人戦のみ本塁打がない。阪神新人のセ・リーグ全球団制覇弾は過去4人が達成しており、14年梅野と16年高山は巨人戦が最後だった。佐藤輝が6月終了までにマークすれば69年田淵に次ぐスピードになる。惜しかった選手として19年近本はシーズン9本塁打も巨人戦だけノーアーチ。8球団が参加したセ・リーグ初年度の50年渡辺博之は、現在は消滅している松竹と西日本を含む6球団から計11本塁打も中日からは打てず“全球団制覇”を逃した。

 《球宴最多得票1日で奪回!》佐藤輝は17日に発表された「マイナビオールスターゲーム2021」のファン投票で30万7626票を集め、ソフトバンク・柳田(30万6260票)を1日で抜き返し12球団最多得票となった。「注目してもらえることはすごくありがたいこと。しっかり自分の活躍ができるように」。ファン投票の受け付けは今月20日が締め切りとなっており、きょう18日からの巨人3連戦で待望の一発を放ち、ラストアピールを狙う。

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