巨人・原監督 交代直後の2球目に満塁弾浴びた田中豊は「糧とするでしょう」「明日頑張ります」

[ 2021年6月18日 21:45 ]

セ・リーグ   巨人1―7阪神 ( 2021年6月18日    甲子園 )

<神・巨10>ベンチで厳しい眼差しを見せる原監督(撮影・後藤 正志)
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 巨人は首位・阪神に1―7と大敗を喫して2連敗。最大9あった貯金が5に減り、阪神とのゲーム差が今季初の8に開くとともに2位で並んでいたヤクルトが勝ったため3位に転落した。

 7勝8敗3分けで3年ぶり負け越しとなった交流戦が終わり、この日からリーグ戦が再開。だが、先発マウンドに上がった左腕・メルセデスが期待に応えられなかった。2回に二塁打4本を集中されて3点を失うと、3回には無死満塁のピンチを招いて降板。ここでリリーフした2番手右腕・田中豊はサンズに2球目を右中間スタンドに叩き込まれる13号満塁アーチとされて序盤で7点のビハインドを負った。

 試合後、巨人の原辰徳監督(62)は「ゲームをつくるというスターターの役割を(果たせなかった)というところでしょうね」と3回途中6失点KOされたメルセデスに言及。打線も初回に2死満塁の先制機を築いたが中島が凡退し、2回には先頭・大城の中前打で無死一塁とするも香月が右飛に倒れた後でメルセデスが3バント失敗に終わり、松原が左飛と走者を得点圏に進めることができなかった。

 相手先発右腕・西勇は約2カ月間に渡って白星がなく、立ち上がりも決していいわけではなかったが、好機を逃した直後の2回に3失点、3回に4失点。原監督は「チャンスで(1本出なかった)というところがありますね」と振り返り、3回の守りで無死満塁としたメルセデスに代わって左翼に亀井、左翼のウィーラーを一塁に回し、一塁を守っていた中島に代えて2番手右腕・田中豊を入れた選手交代については「(中島は)まあ、2打席だからね。試合の流れの中で、あそこでピッチャーを入れるということをしないとね、ひずむというところがあるんでね。仕方のないところですね」と説明した。

 それでも登録即先発となった丸が第1打席で四球、第4打席では9打席ぶり安打となる右前打を放った。「1本出たので、本人も明日またいい精神状態で臨めるんじゃないでしょうかね」と原監督。ウィーラーについては「彼はファーストも外野も守ってくれるというのが強みではありますね」と評価した上で、2番手として登板し、2球目の外角高めスライダーをサンズに満塁弾とされた田中豊については「糧とするでしょう」とし「明日頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

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