阪神・佐藤輝の弱点は?巨人担当記者が分析 7差猛追へ18日から伝統の一戦

[ 2021年6月18日 05:30 ]

リラックスした表情でバットを手にする佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 プロ野球は18日にリーグ戦が再開する。セ・リーグの巨人は7ゲーム差で追う首位・阪神戦(甲子園)に臨む。リーグ4位の16本塁打の阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)には対戦打率・286も、セ5球団で唯一本塁打を許していない。いかに怪物ルーキーを封じ、直接対決を制すか。巨人担当キャップの神田佑記者が分析した。

 過去37打席の対戦を振り返ると3つのキーワードが挙がる。原監督は佐藤輝を「新人らしからぬ、物おじしない、パワフルな。野球界長い歴史の中でも非常に個性的な選手」と評す。いかなる戦略で封じ込め、猛虎打線を分断するか。

(1)内角ベルト付近
 内角中央のベルト付近は打率・174、0本塁打。ストライクゾーン9分割のうち、外角高めと内角ベルト付近のみ打率3割を下回る。好例が5月15日の5回。サンチェスは初球、内角中央に151キロ直球を投じてファウル、2球目も同コースの148キロ直球で左飛に抑えた。一方でその内角中央のボールゾーンは打率5割。ピンポイントの制球力が鍵となる。

(2)奥行き、緩急
 フルスイングを貫き追い込まれても「合わせるのは嫌。しっかり振って打ちたい」と強いスイングにこだわる新人。最大の長所だが「もろ刃の剣」。球速差でタイミングを外す「奥行き」が効果的だ。5月16日の7回、野上は3球連続で外角低めへ。初球143キロ直球、3球目111キロカーブで空振り三振。打率・417の得意コースだが、球速差32キロで3球三振だった。球速の遅いカーブは打率・235、スライダーは同・231で特に球速の遅い大きなスライダーに苦労している。また、左投手のスライダーは打率・208。先発のメルセデス、高橋、救援の高梨、中川ら左腕の腕の見せどころだ。

(3)半速球は厳禁
 球速の速い変化球は警戒が必要だ。特にフォークは打率・455、直球と並び最多の4本塁打を放っている。また、カットボールは同・500、ツーシームも・455。5月14日には畠が137キロカットボールで中堅フェンス直撃の二塁打を浴びた。

 首位・阪神に対し球団別では最多の11被本塁打、39失点でセ球団では唯一、黒星先行の4勝5敗。宿敵に勢いをもたらすルーキー封じで、勝利を引き寄せる。

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