14歳・玉井陸斗「最低でも入賞。いけるところまでいきたい」寺内健以来21年ぶり決勝進出の快挙

[ 2021年8月7日 12:14 ]

東京五輪第16日 男子高飛び込み準決勝 ( 2021年8月7日    東京アクアティクスセンター )

決勝進出を決めた玉井陸斗(AP)
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 男子高飛び込みの準決勝が行われ、玉井陸斗(14=JSS宝塚)が413・65点で8位に食い込み、上位12人による決勝に駒を進めた。日本勢男子の決勝進出は、2000年シドニー五輪での寺内健以来21年ぶりの快挙。「決勝進出を目標にしていたところはあるので、やっとここまで来られた。最低でも入賞はしたい。いけるところまでいきたい」と午後3時開始の決勝を見据えた。

 玉井は1回目の演技の着水で水しぶきが上がり67・20。18人中12位のスタートとなったが、2、3回目で80点を超える高得点をマーク。3回目の演技を終えた時点で5位に順位を上げた。4、5回目でミスし順位を下げたが、最終の6回目の演技をうまくまとめて決勝進出圏内を守った。

 ◆玉井 陸斗(たまい・りくと)2006年(平18)9月11日生まれ。兵庫県宝塚市出身の14歳。3歳から通っていたスイミングスクールの隣のプールで開催されていた飛び込み教室を体験したことがきっかけで、小学1年から競技を始める。シニアデビュー戦の19年日本室内選手権で優勝も、年齢制限で世界選手権代表になれず。19、20年と高飛び込みで日本選手権連覇を果たした。1メートル55、51キロ。

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