広中璃梨佳 1万メートルで7位入賞「ラストは気力 精いっぱい腕を振った」

[ 2021年8月7日 21:10 ]

東京五輪第16日 陸上女子1万メートル決勝 ( 2021年8月7日    国立競技場 )

女子1万メートルで序盤先頭を走った広中(AP)
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 陸上女子1万メートル決勝が行われ、日本代表の広中璃梨佳(りりか、20=日本郵政グループ)が31分0秒71で7位に入った。

 タイムは自己ベストを記録。「この短期間の中で(5000メートル)を含め、3本レースをこなすことができて、自信となった。今後につながるレースとなった」と充実の表情を見せた広中。「去年にはなかった積極性がこの舞台で生まれたのが、自分の中で一番の収穫です」と話した。
 
 序盤は先頭に立ち、レースを引っ張った。「最初、レースに身を任せて走って先頭に立ったので、このままいこうという感じで走った。そこからベースが上がった時は少し離れてしまったが、1人ずつターゲットを見つけて、少しずつ前に行こうという気持ちに変わった」と切り替えがうまく行った。

 最後も粘りの走りで7位に入賞。「ラストは気力。いろんな方々の思いを頭によぎらせながら、精いっぱい腕を振った」と納得の表情だった。

 ▼安藤友香(32分40秒77で22位) 不甲斐ない走りをしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱい。自分にとって人生でとても貴重な経験をさせてもらった。これを無駄にしないようにこれからマラソンにも挑戦していきたい。自分だけじゃなくて、周りの人の支えがあって、今ここに立っている。感謝の気持ちを伝えたい。

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2021年8月7日のニュース