向田の母・啓子さんが見た娘のレスリング愛 小学校の文集に夢「大学で優勝して世界大会に」

[ 2021年8月7日 05:30 ]

東京五輪第15日 レスリング女子53キロ級決勝   向田真優5ー4ホウセイ玉 ( 2021年8月6日    幕張メッセ )

向田は小学校の夢を語る授業で世界で活躍する自分を描いた(母・啓子さん提供)
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 向田真優の母・啓子さんは、娘が巣立ってからレスリングへの強い熱意に気付いたという。部屋を整理した時に偶然見つけた、小学校高学年の夢を語る授業の文集。将来の夢「レスリングの選手」の理由には、「吉田さおり選手や、いちょうちはる選手や、いちょうかおり選手や、はまぐちきょうこ選手を見て“すごいなあ”と思ったからです」とつづられていた。実現までの道筋を考える計画の欄には「大学で優勝して世界大会に行って、1位~3位にはいる」。思い描いた通りの道を歩んできた。

 幼少期は活発な一方で、自室にこもって手紙を書くことが好きだった。上京する際には通っていた四日市ジュニアの指導者全員に手紙を送り、家族にもそれぞれに感謝の気持ちをつづった。啓子さんは「涙が出てしまいました」と回想。努力や手間を惜しまない律儀な性格は、マット外でも不変だった。

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2021年8月7日のニュース