体操・女子種目別床「銅」の村上茉愛 「これ以上ないぐらいの出来で3番。受け止めて満足したい」

[ 2021年8月2日 19:50 ]

東京五輪第11日 体操女子種目別床 ( 2021年8月2日    有明体操競技場 )

<体操女子種目別床・決勝>(左から)銀のバネッサ・フェラーリ(イタリア)、金のジェード・キャリー(米国)、銅の村上 茉愛とアンゲリナ・メルニコワ(ROC)(AP) )
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 体操の女子種目別床の決勝で銅メダルを獲得した日本のエース・村上茉愛(24=日体ク)。表彰式でも笑顔が絶えず、自分の演じたいすべてをやり切った満足感を伺わせた。

<演技終了後の一問一答>

 ――きょうの演技はどうでしたか?

 会場に(効果音の)ドクドクという音が流れてたんですけど、あれが心臓に悪くて(笑い)。待っている間、緊張してきて怖かったんですけど、周りの人が強いし、周りの人も自分のことを強いと思ってくれてて、その中で最後1分半頑張れば終わりだと思えば辛いとかいうことはなかった。自分で着地を狙いに行って取れた、これ以上ないぐらいの出来で3番だったので、自分で受け止めて満足したいと思います。

――日本女子で個人種目では初めてのメダル

 初めて世界選手権で金メダル獲った時もすごく新鮮で、こんなに嬉しいものなのかと思ったんですが、五輪と世界選手権でやっぱり違うなっと。これこそが五輪のメダリストっていってもらえるものなんで「もう少し味わいたかったな」って思ってます。

――リオ五輪以降、けがなどで苦しい時期もあった。頑張ってきて良かったですね

 これ以上の出来はないっていうぐらい凄くいい試合ができたなって思うし、リオの床(種目別7位)で悔しい思いをして、次の五輪でメダルを取りたいと思って、その夢をかなえるために練習してきたので、夢が叶ってよかったです。

――活躍の裏には(ライバルとして長年、切磋琢磨してきた1歳上の)寺本明日香さんの存在もあったのでは

 きょう試合前にちょっと電話して、気合を入れるような言葉ではないんですけど、普通の会話をした。頑張ってくるねって言って、試合前も「茉愛がいいい演技できたら私も嬉しいから」っていってもらえたので、明日香が喜んでもらえるような演技ができたんじゃないかなって思っています。

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