三浦龍司、男子3000M障害8分16秒90で日本人初7位入賞 19歳が日本選手49年ぶり決勝で快挙

[ 2021年8月2日 21:24 ]

東京五輪第11日 陸上・男子3000メートル障害 ( 2021年8月2日    国立競技場 )

男子3000メートル障害決勝、力走する三浦龍司(撮影・小海途 良幹)
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 男子3000メートル障害の日本記録保持者・三浦龍司(19=順大)が2日の決勝に出場し、8分16秒90で7位。72年ミュンヘン五輪の小山隆治の9位を上回る日本人初の入賞となった。

 予選では自身の記録を6秒以上塗り替える8分9秒92の日本新記録で予選全体2位のタイムで日本人として49年ぶりに決勝に進出を決めた。日本人で決勝に出場するのは2人目。おまけに1カ月前に記録した自己記録を6秒以上短縮した三浦は「記録は出たが、それ以上の強さを見せないといけない。どんな展開でもタフについていってラスト勝負したい」と意気込んでいた。

 直前まで降っていた雨はスタートの時には止んでいた。三浦はスタート直後に先頭集団の好位置をキープ。1周を終える時には先頭に立つも、2周目に4、5番手に下がり焦らずペースを保った。残り1000メートルとなったところで7、8番手。残り1周で9番手からラストスパートをかけて、7位で日本人初の入賞となった。

 ▼三浦 入賞はできたんですけど、正直悔しい気持ちもある。オリンピックの舞台で決勝も走れて、この結果で収めることができたので、自分の一つの節目というか、目標としていたことはクリアできた。日本国旗を東京オリンピックで掲げさせてもらったのはすごく光栄。大切な経験になるのでまた3年後のオリンピック目指して、7位以上、自分の納得できるような走りを、この3年間で突き詰めていきたい。

 ◇三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年(平14)2月11日生まれ、島根県浜田市出身の19歳。小学1年から陸上を始め、浜田東中ではジュニア五輪などに出場。京都・洛南高では19年インターハイ3000メートル障害で2位。20年10月の箱根予選会では1時間1分41秒で大迫傑のハーフマラソン20歳以下日本記録を更新。今年6月の日本選手権で8分15秒99の日本新記録を樹立した。1メートル67、56キロ。

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