寺田 食事改善で手に入れたパワー負けしない体 管理栄養士・広松千愛さんと歩んだ3年間

[ 2021年8月2日 05:30 ]

東京五輪第10日 陸上 ( 2021年8月1日    国立競技場 )

寺田の家で料理を囲む(左から)寺田、長女の果緒ちゃん、広松さん
Photo By スポニチ

 陸上女子100メートル障害で日本人として21年ぶりに準決勝に進出した寺田明日香(31=ジャパンクリエイト)。惜しくも決勝進出はならなかったが、7人制ラグビーから陸上に復帰した寺田の快進撃を影で支えたのが、18年から食事面をサポートしている管理栄養士の広松千愛さん(ちより、29)だ。もともと食が細かったという寺田のために食べやすいメニューを提案。外国選手にもパワー負けしない体格を得ると、今年に入って2度の日本記録更新につながった。

 「ここまで筋肉が付いたのは今季が初めて。走りに重みや力強さが出てきた」。今年、広松さんは寺田の身体的変化を感じ取っていた。毎年夏場に体重が落ちてしまう寺田にとって、いかに体重を落とさないかが五輪活躍の鍵を握っていた。

 月に1回、寺田の自宅で食事を作る形でサポートが始まった。広松さんが最初から気になったのは寺田の小食だった。「ビュッフェで食事を確認したらご飯が少なかった。まずはそこの助言から始めました」

 無理して何か食べなければとばかり考えていた寺田に対して、米じゃなく麺、芋類などご飯ではなくても糖質が取れるように献立を提案。魚が苦手な寺田には食べやすいエビやイカ、サバ缶などを臭みを取って提供するように工夫した。

 本格的に陸上トレーニングを開始したこともあって、以前は54キロ程度だったが、最近は57、8キロをキープできるようになった。骨格筋量は30キロ。体脂肪は9%程度で日本人離れした出力につながっている。

 五輪でも選手村に通って食事面をサポートして欲しいと冗談交じりに依頼されているほど寺田からの信頼も厚い。「けがをせずに走ってくれたら安心です」と笑顔で見守った。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年8月2日のニュース