レスリング・皆川 わずかに届かなかった栄冠 3大会ぶりとなる女子重量級のメダル逃す

[ 2021年8月2日 21:11 ]

東京五輪第11日 レスリング女子フリースタイル76キロ級3位決定戦 ( 2021年8月2日    幕張メッセ )

<レスリング女子76キロ級3位決定戦>メダルを逃し、悔しそうな表情で引き揚げる皆川(撮影・会津 智海)
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 女子レスリング76キロ級の皆川博恵(33=クリナップ)が3位決定戦でチョウ・チアン(中国)にフォール負けで敗れ、浜口京子が08年北京大会で獲得して以来となる、日本勢女子重量級の五輪メダルを逃した。

 「五輪最後の試合なので、出し切ろうと思ったけど、6分間、戦うこともできなかった…。応援してくれた人に申し訳ない。最重量級はずっとメダルが獲れていなかったので、私は獲りたかったけど…」

 嗚咽で、もう言葉が続かない。長年、元世界王者・浜口の壁に阻まれ、五輪とは縁がなかった。浜口引退後の16年リオデジャネイロ五輪は、前年の世界選手権直前に左膝を負傷して代表入りを逃し「一度はやめようと思った」ほど落ち込んだ。17年に結婚した夫・拓也さんのサポートに助けられ、同年の世界選手権で銅メダル。そして19年の世界選手権で銀メダルを獲得し、32歳で初の五輪出場という夢を叶えた。

 全日本選抜選手権8連覇を達成するなど、日本女子最重量級の第一人者だ。それでも、決して守りに入らず、単身で海外遠征に出たり、相撲部に出稽古に出るなど、常に挑戦を続ける。昨年6月下旬には、東京五輪の延期を受けて、右膝半月板の手術を受けた。「重量級の強化のためにたくさんの人が動いてくれている。私が金メダルを取って恩返しがしたい」。その思いを胸に、東京で見事な花を咲かせた。

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