【体操】萱がジュニア期から磨いた「世界で勝つ旋回」―立花泰則の目

[ 2021年8月2日 05:30 ]

東京五輪第10日 体操男子種目別決勝 ( 2021年8月1日    有明体操競技場 )

<体操男子種目別あん馬決勝>演技を終えガッツポーズを見せる萱(撮影・会津 智海)
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 萱の銅メダルは本当に立派だ。F難度の「ブスナリ」を追加し、予選から難度を上げた。攻めていきながら、丁寧な技さばきと切れのある動きで、持っている力を出し切った演技だった。

 世界で勝つためには、基本運動の旋回の質が伴わないと評価されない。萱は腰を伸ばしたエレガントな旋回をし、なおかつ安定性があって、Dスコアを上げながら戦える。

 日本勢のあん馬の五輪表彰台は04年アテネの鹿島以来だが、鹿島は旧ソ連から学んだノウハウでジュニア期から指導された最初の選手だった。今はその練習方法が確立され、あん馬は日本人の苦手種目ではない。萱もジュニア期から旋回を評価され、オールラウンダーとしてあん馬を武器としている。

 5位の亀山も難度を上げたが、下向き系の技で脚を開くミスが3回あり、降り技も少しスムーズさに欠けた。実施の部分で取りこぼし、メダルに届かなかった。(12年ロンドン五輪男子監督)

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