シャウフェレ“第二の故郷”で金&松山にマスターズの雪辱 祖父母は東京在住、母は日本育ち

[ 2021年8月2日 05:30 ]

東京五輪第10日 ゴルフ男子最終日 ( 2021年8月1日    埼玉 霞ケ関CC東C=7447ヤード、パー71 )

金メダルを獲得したシャウフェレ(中央)。右は銀のサバティーニ、左は銅のハン・セイソウ(AP)
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 大混戦を制し金メダルを獲得したザンダー・シャウフェレ(27=米国)は「五輪の金メダルはキャリアの中でも偉業だと思う。4年に一度、自分の国のユニホームを着てベストを尽くすことは特別だ」と胸を張った。

 単独首位でスタート。4バーディーを奪った前半から一転、後半はショットが乱れた。14番で第1打を右の林に打ち込みボギーを叩くなど失速。一時はサバティーニに並ばれたが、17番で2・5メートルのバーディーパットを沈めて振り切った。4月のマスターズでは優勝した松山と同組で回って競り負けた。その雪辱も果たし「冷静にプレーできた。最後のパットは重圧がかかったけど、決めることができて良かった」と笑った。

 日本とは縁が深い。母が日本育ちの台湾人で祖父母は東京在住。何度も日本を訪れた。「日本で勝てたことは大きい。祖父母に会うのを楽しみにしていたが、難しそう。フェイスタイム(ビデオ通話アプリ)で報告するよ」と話した。

 コーチとして同行している父・ステファンさんは陸上十種競技で五輪を目指したが、交通事故による左目損傷で断念した。親子2代の夢もかなえたシャウフェレは「18番グリーンを下りてハグしたよ。金メダルを獲れたことは彼にとってもハッピーだと思う」と感慨深げだった。

 ◇ザンダー・シャウフェレ 1993年10月25日生まれ、米カリフォルニア州出身の27歳。ドイツ、フランスのハーフの父・ステファンさんの影響で13歳でゴルフを始める。サンディエゴ州立大卒。15年プロ転向。17年グリーンブライア・クラシックで米ツアー初優勝。米ツアー通算4勝。世界ランキング5位。1メートル78、79キロ。

 ▼銀メダルのサバティーニ(スロバキア) 昨日の時点では不可能だと思っていた。貴重な1日になった。スロバキアの子供たちがゴルフを始めて、五輪に出たり、プロになりたいと思ってくれたら。(最終日に61をマークし逆転表彰台)

 ▽五輪のゴルフ 五輪で初めてゴルフが開催されたのは1900年パリ。個人戦のみで男子は36ホール、女子は9ホールのストロークプレーで争われ、ともに米国人選手が制した。4年後の1904年セントルイスは男子のみ実施され、参加は米国人とカナダ人の合計75人。予選ラウンドを行った後、32人によるマッチプレーが行われ、個人はカナダ人選手、団体は米国が制した。112年間のブランクを経て復活した2016年リオデジャネイロでは、男女のストロークプレーが行われ、男子はジャスティン・ローズ(英国)、女子は朴仁妃(韓国)が金メダルを獲得した。

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