前回金メダリスト土性がまさかの1回戦負け レスリング女子フリースタイル68キロ級

[ 2021年8月2日 11:34 ]

東京五輪第11日レスリング女子フリースタイル68キロ級 ( 2021年8月2日    幕張メッセ )

 女子68キロ級1回戦 米国のタミラマリアナ・ストックメンサ(左)に攻められる土性沙羅=幕張メッセ
Photo By 共同

 レスリング女子68キロ級の土性沙羅(26=東新住建)が、1回戦でストックメンサ(米国)に敗れ、2大会連続の金メダルを逃した。リオ五輪の金メダリストにまさかの波乱が起きた。

 苦しい道のりだった。リオの金から、17年の世界選手権でも優勝。土性の世界が続くと思われていたが、18年3月のW杯で左肩を脱臼。翌月に5時間に及ぶ手術を受けて、状況が変わった。痛みと不安で眠れない夜が続き、調子を崩した。五輪切符をつかむはずだった19年の世界選手権はまさかの5位。優勝すれば五輪代表が決まる12月の全日本選手権前には左膝を負傷。準決勝で森川に敗れ、3位決定戦は棄権した。

 「世界選手権と全日本で負けて落ちるところまで落ちた」。うつむく土性を救ったのは仲間たちだった。リオ五輪金メダルながらも、50キロ級で東京五輪出場を逃した先輩の登坂が、練習でも見守った。「絵莉さんがいたからここまで来られた」と、土性も復調し、昨年のプレーオフで東京五輪キップを獲得。登坂と涙を流して喜んだ。ケガの影響で、低く鋭いタックル以外にも技を磨いたことで“新しい沙羅”となって東京に帰ってきたが、思わぬ敗戦となった。

 ◆土性 沙羅(どしょう・さら)1994年(平6)10月17日生まれ、三重県松阪市出身の25歳。鎌田中―至学館高―至学館大。吉田沙保里さんの父・栄勝氏が指導する一志ジュニアでレスリングを始める。世界選手権は13、15年が銅メダル、14年が銀メダル、17年が金メダル。16年リオデジャネイロ五輪は初出場で金メダルを獲得した。1メートル59。

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