飛び込み・寺内健が予選10位で突破 準決勝進出 6度目五輪で円熟の演技

[ 2021年8月2日 17:41 ]

東京五輪第6日 飛び込み男子シンクロ板飛び込み ( 2021年7月28日    東京アクアティクスセンター )

飛び込みの寺内健(ロイター)

 飛び込み男子板飛び込みの予選が2日行われ、6度目の五輪出場となった寺内健(40=ミキハウス)が上位18人による準決勝進出を決めた。

 寺内は1回目から安定した演技をみせ、5回目で76・50点、6回目で74・40をマーク。430・20点で10位とし、予選を突破。08年北京五輪以来13年ぶりの個人準決勝進出となった。準決勝は3日に行われる。

 先月28日のシンクロ板飛び込みでは、12歳下の坂井丞と見事な同調性を見せ、5位に入った。

 昨年8月には新型コロナに感染するなど、万全な調整をふめた。今年5月のW杯兼東京五輪最終予選ではパートナーの坂井の発熱により出場を取りやめた。このため公式戦出場は19年9月の日本選手権が最後となり、実戦から離れていたが、五輪の舞台で豊富な経験を生かし、胸を張れる結果を残した。

 ◇寺内 健(てらうち・けん)1980年(昭55)8月7日生まれ、兵庫県宝塚市出身の40歳。生後7カ月で水泳を始め、小学5年時に飛び込みに転向。此花学院高、甲子園大、甲子園大大学院を経て、ミキハウスに所属。08年北京五輪後に一時引退も、10年に復帰。16年リオデジャネイロなど5度の五輪に出場。1メートル70、68キロ。血液型A。

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