体操・村上茉愛 種目別床で念願の五輪初メダル「銅」獲った! 日本女子体操、個人種目初メダル

[ 2021年8月2日 18:40 ]

東京五輪第11日 体操女子種目別床 ( 2021年8月2日    有明体操競技場 )

村上茉愛(AP)
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 体操の女子種目別床の決勝が行われ、日本のエース・村上茉愛(24=日体ク)が7人中、同得点の3位タイとなる14・166点をマークし、銅メダルを獲得した。日本女子体操陣のメダル獲得は64年東京五輪の団体総合銅以来57年ぶりで、個人種目では初の快挙となった。

 幼少時は子役タレントとして活動し、将来の夢はアイドルと語っていた大舞台に物おじしない「ゴムまり娘」が、得意とする床の演技でとんで、跳ねて、回って躍動した。

 開幕を控えた6月末、「いい練習ができていて、いいペースで(調子を)上げられていっている。やるべき演技を五輪本番でやれれば、結果はちゃんとついてくる」とメダル獲得に自信を示していた村上。一方で大会期間中にはフラストレーションをためていた。

 事前に東京五輪の目標に掲げていたのは団体総合、個人総合、種目別の床運動と平均台というメダル4個。だが、ここまでの結果は団体総合、個人総合とも5位でともにメダルに届かなかった。最後に残った種目別床に期するものがあったのは間違いない。

 個人総合終了後、最近問題となっているアスリートのSNSなどへの誹謗(ひぼう)中傷コメントの書き込みについての質問で、自身も経験があることを告白した。自身もインスタグラムを活用。今大会中にも団体に関する投稿時に嫌なコメントを見たといい「残念で。見たくなくても見てしまう。勝手に入ってきてしまう。すごく残念というか、悲しかった」と大粒の涙を流していた。

 18年世界選手権個人総合で銀メダルを獲得した日本女子体操界の不動のエース。だが、翌19年は腰痛などで世界選手権代表入りを逃し、苦しいシーズンを送った。20年も新型コロナウイルスによる自粛期間中に練習場が閉鎖されるなど大きな影響を受けたが、この間にダンスやバドミントンなどで心肺機能を維持。体操から離れた時間が結果的に悩みの種であった腰の不安解消につながり、迎えた5年ぶりの晴れ舞台でもあった。

 数々の苦難、苦悩を乗り越え手にした五輪メダリストという称号。3日後に迎える25歳の誕生日に自ら贈る最高のプレゼントになった。

 ◆村上 茉愛(むらかみ・まい)1996年(平8)8月5日、神奈川県相模原市生まれの24歳。日体大卒。13年に世界選手権に初出場し、種目別床で4位。16年リオデジャネイロ五輪は個人総合14位、種目別床は7位。17年世界選手権種目別ゆかで金、18年世界選手権個人総合で銀を獲得。趣味は読書で、好きな言葉は「できるかできないかじゃない。やるかやらないか」。1メートル48、48キロ。

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