ロウン&矢吹奈子が語る「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」(1)

[ 2022年12月18日 23:30 ]

「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」でMCを務めるロウン、矢吹奈子(撮影・望月 清香)
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 日韓合同のアイドルボーイズバンドオーデシヨン番組「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」(土曜深夜1・58)がTBSで放送されている。日韓の総勢54人がグローバルデビューを目指して、バトルを繰り広げている。番組でMCを務めSF9のロウン(26)とHKT48の矢吹奈子(21)が本紙の取材に応え、番組の見どころや参加者のパフォーマンスを見た感想を語った。<前編>

 ――番組の見どころは
 矢吹「日韓のアイドルバンドの結成プロジェクトは今までになかったと思う。どんなバンドが結成されるのかすごく楽しみ。日韓のいいところを集めたバンドができたらいいなと応援しています」

 ロウン「参加している個人個人の実力が素晴らしい。素晴らしい実力を持っている皆さんがチームになった時にどのようなハーモニーを奏でるのかに期待している」

 矢吹「1軍と2軍に分かれているところも見どころになっている。それぞれのいいところが出せる曲を作っていると思うので、どういう対決になるのか私もMCとして見ていて毎回楽しいです」

 ――現場の緊張感は

 ロウン「参加者の方たちはステージの上で演奏したことある人たちもいれば、ステージで演奏するのが初めての人も評価される環境に置かれたことがない人もいる。参加されている方は緊張感を勝ち抜かないといけない。その緊張感と彼らの切実な思いがこの番組を面白くしている」

 ――緊張感が成長につながっているのでは

 ロウン「もちろんです。人間は誰しも毎瞬間で壁にぶつかっている。その壁が崩れたら次の新しい壁に直面する。何かができたからといって満足できない。緊張感に打ち勝って最初の壁を打ち壊すとそれがファーストステップになって次の何かが見えてくる。それがいいのではないかと思います」

 矢吹「収録というだけで緊張すると思うんですけど、プロデューサーを務める日韓のバンドの皆さんが目の前でみているからより緊張すると思う。1軍はそれぞれプロデュースしてくださったプロデューサーさんがいるので、その方にも周りのプロデューサーの方にもいい演奏を見せないといけないというプレッシャーがあると思います」

 ――矢吹さんはご自身がオーディション番組からIZ*ONEとしてデビューした経験があるからこそ参加者の気持ちが分かるのでは

 矢吹「その時の緊張感もだし、クラス分けがあったので、自分と重なる部分がある。自分はFクラスから頑張って絶対に上に上がるぞって気持ちでAクラスまで上がることができたので、諦めない気持ちを持ってもらいたい。特に日本の皆さんはコミュニケーションを取るのも大変だと思うんですけど、楽しみながらやっていただけたらなと思います」

 ――参加者のパフォーマンスを見た感想は

 矢吹「すごくレベルが高い。もともとバンドを評価する立場ではないですけど、分からない人でも“感動するな”とか“楽しい”とかいろいろな気持ちになれたので、バンドってすごいなと思いました」

 ロウン「バンドや楽器についての知識があるわけではないんですけど、バンドが好きでよく聞いている。バンドはライブで見るべきだと思っているので、番組では現場の雰囲気やオーディオがそのまま伝わらないのが残念。それでも皆さん十分に実力がありますし、面白いので、今までバンドに興味がなかった人でもバンドの魅力を感じたり、バンドに関心を持ってもらえる番組だと思います」

 ――普段、どんなバンドを聞くのですか

 ロウン「THE1975や日本のONE OK ROCK。ONE OK ROCKは僕の20代を共に過ごしてきたといっても過言ではない。それくらい彼らの音楽を聴いて癒やされました」

 ――ONE OK ROCKの魅力は

 ロウン「バンドは若い人の心を代弁してくれていると思う。青春を代弁してくれる。ONE OK ROCKは不安な20代の心を代弁している。辛いときはバンド音楽を聴くようになる」

 ――矢吹さんはどんなバンドを聞きますか

 矢吹「私は韓国で音楽番組の収録をしていた時に、待機中にN.Flyingさんが収録しているのを見たことがある。その時にメンバーみんなでわーって盛り上がりながら見ていたのがすごく記憶に残っているし、楽しかった。それからずっとN.Flyingさんの曲を聴いています」

 ――N.Flyingさんはプロデューサーを務めていますね

 矢吹「N.Flyingさんがプロデュースされているステージを見てすごくN.Flyingさんっぽいなって思って楽しんで見ていました」

 ――5組のバンドがプロデュースしたバンドはそれぞれのバンドらしさが出ているのでは

 矢吹「けっこう色が違う気がします」
 
 ロウン「彼らがどのようなものを目指しているかを専門家じゃなくても聞き取ることができます。視聴者の方もそういったところを注目していただけるとより楽しんでいただけると思います」

 ◇ロウン 1996年(平8)8月7日生まれ、韓国・ソウル出身の26歳。16年にFNCエンターテインメントから「SF9」のメンバーとしてデビュー。21年にドラマ「恋慕」で主演。趣味はスポーツ、散歩。

 ◇矢吹 奈子(やぶき・なこ) 2001年(平13)6月18日生まれ、東京都出身の21歳。13年にHKT48第3期生オーディションに合格。18年から21年IZ*ONEのメンバーとして活動。趣味は1人映画鑑賞。

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