北村有起哉　父・北村和夫さんとの関係「絶対自分の力でのし上がってやる！って」

北村有起哉
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　俳優の北村有起哉（48）が17日放送のTBS「人生最高レストラン」（土曜後11・30）に出演。父で名優の北村和夫さん（享年80）と同じ道へ進んだことへの思いを明かした。

　北村はこれまで数多くの作品に出演し、数々の難役を演じてきた名バイプレイヤー。役者を目指したきっかけは、高校の文化祭だったといい、「うちのクラスが演劇を出すってことになって、最初はやる気はなかったんですけど、気が付いたら自分が仕切っていて。演目もジャッキー・チェンをやったんですけど、その時は脚本も書いたんで、全部ごった煮ですね。（それが）ものすごい面白かったので、それでちょっと考えましたね」と回顧。それをきっかけに「うちの親父もこういう仕事しているんだ」と父のことを初めて意識したという。

　ただ「最初の専門学校だけは教えてもらいましたけど、基本は自己流というか。その時に急に父親のことを意識し始めて、絶対自分の力でのし上がってやる！っていうような、青臭いところの塊だった。（父の人脈に入るのは）やだ（だった）。最初にある映画で割と大きな役で決まった時に、後ろのほうに父親の名目があると“なんでいるんだよ！”って。“これでもう七光りじゃん！”って」と振り返った。

　現在は8歳と2歳の2人のパパ。「もし子どもたちが役者をやりたいと言ったら？」との質問には「いやもう、やめとけ！って言いますね」とキッパリ。「っていう話題にもさせないように、今、いろいろ考えてますね。そっちの興味を持たせないようにしてます」とした。ただ、自分が黙っていても、学校の友だちに言われることもあるようで「お父さんって有名なの？」と聞いてくることもあるという。これには「全然有名じゃないから！」と返していることを明かし、笑わせた。