【鎌倉殿の13人 秘話10】副題命名の舞台裏 なぜ?「オンベレブンビンバ」悩んだ最終回「報いの時」
「鎌倉殿の13人」最終週インタビュー(10)制作統括・清水拓哉チーフ・プロデューサー
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脚本・三谷幸喜氏(61)と主演・小栗旬(39)がタッグを組み、視聴者に驚きをもたらし続けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は18日、ついに最終回(第48回)を迎える。最終週インタビュー第10回は制作統括の清水拓哉チーフ・プロデューサー(CP)。話題を呼んだサブタイトル(副題)命名の舞台裏、最終回「報いの時」に込めた思いを聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。最終回は、江戸幕府まで続く強固な武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷の決戦「承久の乱」が描かれる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。
01年のNHK入局以来、清水CPが演出やプロデューサーとして大河ドラマに携わるのは実に7作目。大河を知り尽くした“ミスター大河”だ。「新選組!」は助監督として、「真田丸」はプロデューサー・演出(第48回、1話分)として“三谷大河”を支えた。
今回は漢字2文字で統一した「真田丸」の漢字2文字、名作映画や小説をモチーフにした17年「おんな城主 直虎」のような副題の“縛り”はない。
清水CPは「実は縛りがあった方が、サブタイトルは付けやすかったりするんですよね。ただ今回は、その縛りの妙案が思いつかなかった、というのが正直なところで(笑)」としつつ「例年はオープニングタイトルバックの頭か最後に『第○回 ○○』と副題が表示されますが、今回はタイトルバック映像の編集作業をしていく中で、どうも入りにくい、と。『いっそのこと、入れるのやめようか』なんて声も出ましたが、番組の最後の5秒間、『鎌倉殿の13人』のロゴと『制作・著作 NHK』のところに、その回の副題を表示することに決めました。タイトルバックで『今夜はこういう回ですよ』とサブタイトルを出す例年とは逆で、見終わった後に『今夜はこういう回だったのか』と読後感にもう一つプラスアルファできれば、という発想で副題を付けていきました」と狙いを明かした。
上総広常(佐藤浩市)が非業な最期を迎えた“神回”第15回「足固めの儀式」(4月17日)が、最初に絶大な効果を表した。生後500日目の幼子が初めて立って歩いたことを祝う嘘の行事「足固めの儀式」と、源頼朝(大泉洋)政権を盤石にするための「足固めの儀式」(広常粛清)を掛けたダブルミーニング。SNS上には「そういう意味だったのか!」などの声が続出。サブタイトルが視聴者への衝撃に拍車をかけた。
制作統括2人と、その回の演出担当の3人で候補を出し合い、決定。副題決めには三谷氏はタッチしていない。「ダブルミーニングの回が目立ちましたけど、特にその縛りもありませんでした。監督たちは自分の担当回に思い入れがあるので、愛着たっぷりのワードをぶつけてきますが、僕たちは全体のバランスも見つつ、いわゆる時代劇ではない、推理小説のような三谷大河らしいサブタイトルを目指して、毎回必死に頭をひねってきました」。清水CPのお気に入りは、のちに“鎌倉殿の証し”となる髑髏を手に源頼朝(大泉洋)が挙兵を決断した第3回「挙兵は慎重に」(1月23日)。どことなく消費者金融のCM「ご利用は計画的に」がイメージされるユーモアあふれる副題だが「スタッフがみんな、『ん?』といった感じで、あまりピンと来てくれなかったのが、ちょっと寂しかったですけど(笑)」と振り返った。
そして、インターネット検索してもヒットしない“謎の言葉”として大反響を呼んだ第37回「オンベレブンビンバ」(9月25日)。次回予告で判明してからオンエアまで1週間、SNS上で考察が繰り広げられた。
北条家久々の集い。北条時政(坂東彌十郎)が酒を飲みながら「オンベレブンビンバ」と繰り返しつぶやく。大姫(南沙良)の呪文のうろ覚えだった。そこから“思い出し合戦”が始まり、最後は一家5人で「ボンタラクーソワカー」の大合唱。伊豆の頃のようなひと時の団らんが視聴者の涙を誘った。
「あの回は時政らしさを表現できる言葉を探していて、台詞をそのままサブタイトルにしました。彌十郎さんのお芝居も相まって、時政の“抜けている感じ”と、その悲劇性を象徴しているな、と。元気になるおまじないを間違えてしまうのがまさに時政で、選択を過ったがゆえに鎌倉を追放されてしまう悲劇が重なりました。視聴者の皆さんが1週間、考察をしながら放送を楽しみに待ってくださったのは本当にありがたく思います。ただ、ふざけた副題を付けたつもりは少しもなくて、あのシーン自体も全然ふざけてはいないんです。あの泣き笑いを書けるのは、やっぱり三谷さんだなと感服しました。一つ遊びの部分があったとすれば、担当の小林直毅ディレクターは大河ドラマ初演出で、彼が将来、凄腕の演出家になることを祈りつつ、そうなって振り返った時に、若い後輩から『大河初演出で何なんですか、その意味不明な副題は』と言われていたら面白いな、と(笑)」
最終回は「報いの時」。清水CPは「これだけ注目されているラストシーンの直後に出てくる副題なので、随分悩みましたが、最終回だからとあまり気負わないようにしました。結果、最終回にしては辛気臭くなりましたね」と48個目のサブタイトルに込めた思いを明かした。
=最終週インタビュー(11)に続く=
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