「silent」制作陣が“全員一致”で最も好きな回 「伝説となった」紬と湊斗の電話シーンの裏側

[ 2022年12月18日 13:18 ]

主人公の青羽紬を演じる川口春奈(フジテレビ提供)
Photo By 提供写真

 多くの芸能人がファンを公言するなど、もはや“社会現象”と言っていいほどの大反響が続いているフジテレビの連続ドラマ「silent」(木曜後10・00)を手がける、脚本家の生方美久氏(29)、演出の風間太樹氏(31)プロデューサーの村瀬健氏(49)が18日、同局の「ボクらの時代」(日曜前7・00)にそろって出演。ドラマ「silent」について語り合った。

 22日に最終回を迎える同作。生方氏は「村瀬さんと、今できている9話までの中で一番好きな回はどれ?って話をしていて、私たちは一致したんですよ。(風間氏は)何話ですか?」と質問すると、風間氏は「遠慮なく言えば、5話」と即答。2人は拍手し、村瀬氏は「3人一致!」と喜んだ。

 第5話は川口春奈演じる紬と、鈴鹿央士演じる湊斗の別れの回で、登場人物それぞれの心情を丁寧に描いた脚本と演出が大きな話題となった。

 村瀬氏も「ありえない、紬と湊斗が別れるだけで1時間かけるっていう話は正直、通らないと思ったでしょ?」と投げかけると、生方氏は「バカな振りして出した、5話。村瀬さんとか村瀬さんの上のおじさんたちがダメって言うんだろうなって思って」とダメ元であったことを明かし、苦笑い。風間氏は「すごい脱力しながら撮れたんですよ。生方さんの本とフィットした感じがした。各々が自分と向き合っていく話だったじゃないですか、特に紬が。そういったものが1時間かけて描けるって贅沢だし、そういうのをやりたいと思ったところにすごいフィットした」と振り返った。

 村瀬氏は「最初の長い1カットとか、例の伝説になった電話のずっと1カットってなかなかテレビドラマではなくて」と回顧。風間氏は「村瀬さんならOKしてくれるだろうなと、感じ取ってくれるだろうなと思って、撮ってました、あれは」と話した。

 村瀬氏が「伝説となった」と話すシーンは、ハンバーグを作っている紬のもとに湊斗から電話がかかってきて、スピーカーモードで話をするシーン。紬が湊斗のことを好きだった理由などを話しながら涙を流し、視聴者の涙も誘った名シーン。このシーンについて鈴鹿もSNSで「好きなシーンです」とコメント。川口も「声聞くだけで泣きそうになる 優しくてかわいくてかわいくて なんでもしてあげたくなっちゃう そんなひとです」とつづり、「このシーン よかったよねぇ 切なかったなぁ」とコメントしていた。

 同作のSNSで「セットの2箇所に撮影クルーを分け、実際にふたりが通話した状態で撮影されました」と明かされ、画期的な撮影方法だったことも大きな話題にとなった。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月18日のニュース