飯星景子 旧統一教会に入信して渡米 仕事を全て降板した過去「不安をあおるのが彼らの常とう手段」

[ 2022年12月18日 21:15 ]

飯星景子(2012年撮影)
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 タレントの飯星景子(59)が18日に、TBS系「報道の日2022」(後6・30~)に出演。安倍晋三元首相の銃撃事件後初めて、同番組の取材に応じ、旧統一教会に入信していた頃の自身の実体験を語った。

 1992年に旧統一教会に入信し、その後脱会した飯星は、当時について「神様みたいなものがあると、簡単なんです。みんな他から与えられたものさしではかるんですよ。それで世の中の1から10まで決まる。楽ですよ~本当に楽!この楽さが気持ち良かったんだと思う」と振り返った。

 入信が報道されると、メディアの前から姿を消したことに、飯星は「事務所も先に辞め、仕事も無理やり全部降りて、アメリカかなんかに行こうと」と回顧。しかし、旧統一教会と出会ってなければ「(仕事を)辞めようとまでは思っていなかったかもしれない」と話し、「まず社会から断絶させる。遮断させるんですよね。その社会の中には家族も入るんです。私は自分でアメリカに行くことを選んだように当時の自分は思っていましたけど、家族と離れたところで連絡を取れないようにするという風に誘導されていたんだと思います」と予測した。

 気付けば身も心も旧統一教会に染まっていたという。しかし、渡米して13日後には元記者で「仁義なき戦い」の原作者でもある父が会見を行った。飯星は「うちの父はジャーナリストなので、当時わたしが深く関わっていた幹部であるとか、そういう所に直接取材とかかけていた。とにかく(旧統一教会は)うちの父に黙ってもらいたかったんだと思うんです。“あなたはとりあえず、日本の家に帰りなさい”って言われたんです」と帰国することを促されたと明かした。

 帰国されても、周到に刷り込まれていたといい「改宗屋が来て、“あなたを鎖でグルグル巻きにして洗脳する”みたいなことを言う。だから夜寝る時は、いつでも(改宗屋から)逃げられるように洋服を着て、靴を寝床に寝て入れていました」とエピソードを披露。「不安をあおるのが彼らの常とう手段なので、“あなたの家族が地獄に落ちる”っていうもののリアルさが皆さんには分からないと思うんだけど…。それを刷り込まれてしまっている」と話した。

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2022年12月18日のニュース