「silent」プロデューサーが思う大ヒットの要因 若い2人の才能「5話はそれの最たるもの」

[ 2022年12月18日 13:30 ]

主人公の青羽紬を演じる川口春奈(フジテレビ提供)
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 多くの芸能人がファンを公言するなど、もはや“社会現象”と言っていいほどの大反響が続いているフジテレビの連続ドラマ「silent」(木曜後10・00)を手がける、脚本家の生方美久氏(29)、演出の風間太樹氏(31)プロデューサーの村瀬健氏(49)が18日、同局の「ボクらの時代」(日曜前7・00)にそろって出演。ドラマ「silent」の作り方について語り合った。

 2021年の「フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した生方氏は本作が連続ドラマデビュー。同賞の審査員も務めていたという村瀬氏が講評から「これが大賞です」と書いてしまったほど、ほれ込み、何も企画が決まってない段階で「一緒にやろう」と声をかけたことで同作はスタートしたという。

 村瀬氏は「ヒットした要因は何か?」とよく聞かれるといい、「正直分からない、長年やっていてうまく行くときもあれば、うまく行かない時もある」と本音を語る。それでも「今回、一つあるのは、自分が惚れた新人の生方美久っていう人と、風間太樹っていう新人ではないけど、ゴールデンやプライムは撮ったことがないっていう若い人がこの場所で(出会った)」とし、「テレビって若い人が出にくい場所だと思う。それがテレビの悪いところでもあって、例えば、我々、ディレクター、プロデューサーってなかなか独り立ちするのに時間がかかる。40歳ぐらいになってやっと、メインプロデューサーになれたりするのって遅いと思う。そういう意味では圧倒的に僕よりも若い2人、まだ世に出きっていない、そういう人たちに来てもらって、その人たちの才能をマックス活かす、っていうのをやりたいなと思った。それは良かったと思う」と自身が思うヒットの要因を分析。そのうえで「5話はそれの最たるものだとは思っている」とも語った。

 第5話は川口春奈演じる紬と、鈴鹿央士演じる湊斗の別れの回で、登場人物それぞれの心情を丁寧に描いた脚本と演出が大きな話題となっていた。

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