桑田佳祐4年ぶり紅白　佐野元春、世良公則、Char、野口五郎　超豪華！5人の同学年バンド　TV初歌唱

大みそかのNHK「第73回紅白歌合戦合戦」に出場する（左から）野口五郎、佐野元春、桑田佳祐、世良公則、Char
Photo By 提供写真

　歌手の桑田佳祐（66）が、大みそかのNHK「第73回紅白歌合戦」（後7・20）に出場することが17日、分かった。今年5月に自身の呼びかけで同学年の佐野元春（66）、世良公則（67）、Char（67）、野口五郎（66）とバンドを結成しチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll　Band」をリリース。紅白の舞台で同曲をテレビ初歌唱する。

　次世代へのエールと平和へのメッセージを込めて桑田が作詞・作曲。桑田自らそれぞれに手紙を送り、その思いに賛同した4人とともに約1カ月という短期間で完成させた。

　リリース間もなくオリコンの週間デジタルシングルランキングで1位を獲得。収益の一部が子供の権利を守ることを目的とした団体「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付されることでも話題を集めた。今年の紅白のスローガンは「LOVE＆PEACE」。NHK関係者は「楽曲のテーマとも一致し、一年を締めくくる紅白にふさわしい楽曲」としている。

　今回は特別企画での出場となり、事前収録した映像を本番で放送する。桑田が紅白で歌うのは、サザンオールスターズとして出場した2018年以来となる。一方、佐野とCharにとっては今回が初の紅白。世良も「世良公則＆ツイスト」として出場した79年以来43年ぶり。野口も83年以来39年ぶりの出場となり、豪華なステージが実現した形だ。

　現在桑田は全国ツアー中で、17日に札幌公演が終了。28～31日は横浜アリーナでライブを予定しており、それまでに同局で5人そろって収録をするとみられる。

　5人のパフォーマンスが地上波で届けられるのは今回が初めて。同局関係者は「桑田さんの呼びかけで、普段では実現し得ない紅白にふさわしいスペシャルな場が実現した」と期待感を示した。