「鎌倉殿の13人」倍率134倍PV会場、衝撃ラストに静寂のち大拍手、最後は「ブラボー!」坂口は“涙”

[ 2022年12月18日 21:00 ]

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回のトーク&パブリックビューイング(PV)イベント「グランドフィナーレ」に登壇した(左から)宮澤エマ、坂口健太郎、小池栄子、小栗旬、宮沢りえ、山本耕史、菊地凛子

 脚本・三谷幸喜氏(61)と主演・小栗旬(39)がタッグを組み、視聴者に驚きをもたらし続けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は18日、ついに最終回(第48回)を迎え、トーク&パブリックビューイング(PV)イベント「グランドフィナーレ」が鎌倉女子大学(神奈川県鎌倉市)で行われた。

 まさかのオープニングだった。冒頭約1分、来年2023年の大河ドラマ「どうする家康」(1月8日スタート、日曜後8・00)の主演を務める「嵐」の松本潤(39)が徳川家康役で登場。大きなどよめきから始まった最終回。主人公・北条義時と尼将軍・政子の衝撃的なラストシーンで幕を閉じた。

 約7万通の応募から134倍の倍率を突破した500組超1030人の観覧者が静まり返る。衝撃のラストから1分以上静寂が続いた後、どこからともなく拍手が沸き起こり、大きな地響きのような大拍手が1分以上会場に鳴り響いた。

 拍手の中、会場に北条泰時役の坂口健太郎ら5人が登壇。少し遅れて主人公・北条義時役の小栗旬と政子役の小池栄子も登場。小栗ら登壇者は「余韻が…」と口にするほど不思議な空気が会場を支配していた。

 アフタートークでは、坂口が「見終わって、小栗さんと話そうとしたんですが、泣きそうになってやめました」と舞台裏の出来事を告白。登壇時から坂口の目は充血しているように見えた。

 りく役の宮沢りえは、撮影時を振り返り「本当に1年以上の撮影ならではで。義時の表情の移り変わりが共演者として面白かった。大河だからこそ」と大河ドラマの魅力を改めて口にするなど、宮澤エマ、山本耕史、菊地凛子らも思い思いの言葉で最終回を迎えた心境を語った。

 そして最後に、小栗が「鎌倉殿の13人はこうして終わりを迎えましたが、この作品がこの先も皆さんに愛していってもらえたらうれしいな、と思いますし、自分もやっぱりこう最後まで見たら、改めてまた1話から見直したらずいぶん違う感じなんだろうなあと感じたので、皆さんも何度も何度も、繰り返し繰り返し、この作品を愛していってもらえたらうれしいなと思っております。何よりもこうして皆さんと最後を迎えられたことが最高の幸せだったなあと思います。この1年間、本当にありがとうございました」とすべての出演者を代表してあいさつ。すると会場からは大きな拍手とともに、日本中を熱狂させたサッカーワールドカップで長友が雄叫びを上げ話題になった「ブラボー!」の声も上がった。

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