松原耕二キャスター 勾留死事件で愛知県警岡崎署を家宅捜索に「またか…警察署内で拷問に近いことが」

[ 2022年12月18日 10:26 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 TBSの松原耕二キャスターが18日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。愛知県警岡崎署の留置場で男性(43)が勾留中に死亡した事件について言及した。

 県警などによると、男性は11月25日に公務執行妨害容疑で逮捕され、勾留中の今月4日に死亡した。司法解剖の結果、死因は腎不全だった。県警関係者によると、署員らは(1)男性を蹴る(2)身体を拘束する「戒具」を連続100時間以上使用(3)持病の薬を与えなかった(4)食事をしない男性に医療措置を講じなかった(5)男性が便器に後頭部を突っ込んだ状態で水を流した―などの問題行為を繰り返した疑いがあり、県警は16日、特別公務員暴行陵虐容疑で岡崎署を家宅捜索した。

 松原氏は「またかという感じですよね。いろいろ情報を見ていると、警察署内である種、拷問に近いことが行われているんじゃないかというふうにも思ってしまう。背景には代用監獄問題というのがあって、つまり日本くらいなんですよ、先進国で。警察で拘束された人が警察の留置場にそのまま置き続けるということが認められている。これが冤罪の温床にもなっていると言われている。これが背景にあるんだと思いますね。しかも持病があったにもかかわらず薬をもらえない。これは入管施設の(スリランカ人女性の)ウィシュマさんの例があって、今回もそういうことになっている。今回のケースもウィシュマさんのケースも、死刑制度のいろんな問題を見ても、本来、人権に最も敏感でなければいけない法務省がある意味、最も人権に鈍感なんじゃないかとすら思えてきますね」と自身の見解を述べた。

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2022年12月18日のニュース