波乃久里子主演 劇団新派「糸桜」29日から5年ぶり再演、時の重みしみじみ

[ 2021年11月29日 05:00 ]

劇団新派の舞台「糸桜」に出演する(左から)大和悠河、波乃久里子、喜多村緑郎
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 女優の波乃久里子(75)が主演を務める劇団新派の舞台「糸桜 ~黙阿弥家の人々 ふたたび~」(東京・日本橋公会堂)が、29日から5年ぶりに再演される。

 歌舞伎の名作者・河竹黙阿弥の膨大な作品群を生涯を懸けて守り抜いた一人娘の糸を中心に、人と人との絆を描いた名作。波乃のほか、5年前と同じ喜多村緑郎(52)、大和悠河(44)のメインキャストも顔をそろえた。

 波乃は「5年ぶりにね、ここに3人で立ちましたでしょう。みんなそれぞれの思いが顔に刻まれている。人生の重みっていうんでしょうかね」と時の重みをしみじみ。「私の大好きだった『糸桜』を再演できるということはものすごくうれしいですし、成功したら、これは何回も何回もやらせていただいて、私たちのレパートリーにしたいですよね」と作品に込めた思いを語った。

 喜多村は「オリジナルから5年がたち、より深く感動してもらえるような作品になりました」と自信。大和も「再演されたら呼んでもらえないと思っていたので、またみなさんとご一緒させていただけることが、本当にうれしい」と出演に感謝した。

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2021年11月29日のニュース