橋下徹氏 歌舞伎町・トー横での犯罪に大阪“西成地区案”提言「福祉的な機関などを集中させて」

[ 2021年11月29日 11:05 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。東京・歌舞伎町のビル屋上で男性(43)が倒れているのが見つかり、その後死亡した事件で、警視庁捜査1課が傷害致死の疑いで住所、職業不詳の男(26)と18歳の少年2人を逮捕したことに言及した。

 歌舞伎町では、「トー横キッズ」と呼ばれる、TOHOシネマズ付近に集まる若者による犯罪が多発。逮捕された少年らもこのエリアに集まっていたとみられている。逮捕容疑は27日ごろ、東京都新宿区歌舞伎町1丁目のビル屋上で、男性に暴行を加え、死亡させた疑い。3人は容疑を否認する一方で「(男性に)恨みがあった」と話しているという。

 橋下氏は「大阪の西成っていう地域が高度成長時代の労働者の皆さんが高齢化して集まる場所で、僕はそこの地域再開発を目指して、ある意味クリーンアップをやろうとしたんですが、西成区役所の職員が“橋下市長、ここは最後の砦(とりで)なんです”と。ですから西成という所は、いろんな意見、賛否両論あるんですけど生活保護の受給者も非常に多いんですが、行政のいろんな施設、福祉的な機関を集中させているんです」と説明した上で、「このトー横って場所、これも東京の新宿の皆さんのいろんな意見があるとは思うんですが、クリーンアップで排除してもどこかに必ず、これはゼロにはならないんで、むしろ行政が少年のそういうような行政施策、福祉施策、教育施策というものをある意味、集中する聖地じゃないけれども、そういうことを考えてもらうってこともやってもらいたいと思う」と提案。

 そして「もちろんそうなると、そういう少年たちが集まってきますよ。それに対してのいろんな意見が出てきますけれど、でもそれはゼロにはならないんで、あえてここでしっかりとサポートするっていう、ある意味そういう地域にできないのかなあ」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2021年11月29日のニュース