松坂大輔氏が始球式 第1回大会で対戦のカントゥ氏と決戦を盛り上げる

[ 2023年3月21日 08:00 ]

WBC準決勝   日本―メキシコ ( 2023年3月20日    米・マイアミ )

カントゥ氏(右)と始球式に臨む松坂大輔氏(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で09年大会以来の世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」での準決勝で、メキシコと対戦。スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(42)が、始球式を務めた。

 元WBCメキシコ代表のホルヘ・カントゥ氏と並んで、投じた1球は高めに外れたが、投球後はカントゥ氏と笑顔でハグした。カントゥ氏とは06年の第1回大会、2次ラウンドで対戦し、2打数1安打だった。

 西武、レッドソックスなどで日米通算170勝を挙げた同氏は、WBCでは06、09年の2大会に出場し6戦6勝。2大会連続MVPを獲得した。侍ジャパンにとっては「平成の怪物」と呼ばれた同氏から、「令和の怪物」佐々木朗へバトンが渡った。

 松坂さんは「名前を呼ばれてマウンド付近に行った瞬間にめちゃくちゃ緊張しました。ほっとしました。まずボールを渡されたとき、本当にボールの滑りが気になってすっぽ抜けるんじゃないかって。そのすっぽ抜けを気にしすぎて引っかけるんじゃないかとも思った。ちょうど真ん中にいってくれたので良かったです」と安どの様子。カントゥ氏には「スペイン語でグッドラックと伝えました」という。

 「グラウンドの緊張感はもう味わえないと思っていました。久しぶりにグラウンドでの緊張感を味わえてなんかうれしかったです。また、いい試合になってくれるといいなと思って投げました」と語り、WBCの盛り上がりについて「あらためて野球をやっている選手たち、みんなが目指すべき大会になってほしいと思います。もっともっと大きな大会になってほしいとも思います。今回はヨーロッパ勢の活躍が目立ちましたけど、それってやっぱり世界的に野球が広まっていくきっかけになると思いました。今回、本当にいい大会だと思いましたし、もっともっと成長してほしいと思ってもいます」と語った。

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