山本由伸 4年ぶりリリーフ登板で3イニング無失点でしのぐ 7回には甲斐の二盗阻止で助けられる

[ 2023年3月21日 10:32 ]

WBC準決勝   日本―メキシコ ( 2023年3月20日    米・マイアミ )

キャッチボールをする山本(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で準決勝が行われ、日本とメキシコが対戦した。2番手で救援登板した山本由伸投手(24)が、さすがNPBで2年連続投手4冠に輝いた実力を発揮した。

 ブルペンから戸郷、宇田川、高橋奎、宮城らに見送られてマウンドへ。先発・佐々木朗の後を受け、5回から登板すると、2死から1四球を出したものの、無失点で切り抜けた。6回も引き続きマウンドに上がると、中軸を3者凡退。7回には四球を出したが、1死から空振り三振を奪い、さらに二盗を狙った走者を甲斐が刺して無失点。味方打線の反撃を待った。

 リリーフ登板は、2019年の「WBSCプレミア12」で中継ぎ5試合に登板して以来、4年ぶり。オリックスでは18年シーズンまでさかのぼる。今大会は1次ラウンド・オーストラリア戦で先発し、4回1安打無失点の8奪三振と快投を演じていた。

 国際大会でも安定した成績を残している。「WBSCプレミア12」では5試合で1失点の防御率1・80。また、東京五輪では2試合に先発し、開幕戦となったドミニカ共和国戦では6回無失点。準決勝の韓国戦でも6回途中2失点と、仕事を果たしている。

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2023年3月21日のニュース