川上憲伸氏 侍サヨナラ勝利の準決勝「もう終わったかなと」2度あきらめるも「いけるかも!」と思った瞬間

[ 2023年3月21日 15:57 ]

川上憲伸氏
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 元中日エースで、メジャーリーグでも活躍した川上憲伸氏(47)が21日、CBC系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に生出演。侍ジャパンの劇的サヨナラ勝利で09年以来、14年ぶりに決勝進出を決めた熱戦に、思わぬ本音をこぼした。

 「侍ジャパン」は準決勝でメキシコと対戦し、6-5と劇的なサヨナラ勝利。4-5の9回にドラマは起きた。先頭の大谷が右中間二塁打で出塁。続く吉田が四球を選び、無死一、二塁。サヨナラ機で不振にあえいできた村上が決めた。メキシコ守護神・ガエゴスの94・3マイル(約151・7キロ)直球を捉えた打球は中堅手の頭を超え、フェンスに直撃。ニ走の大谷に続き、代走で入った一走・周東も本塁へ。劇的な中越え二塁打でサヨナラ勝ちを収めた。

 先に先制されるという試合展開に「正直、もう終わったかなと思った」ともらした川上氏。「雰囲気がメキシコが常に明るい雰囲気で日本はシュンとしていた。やっぱりもっていかれるのかなと最初は思ってました」と話した。

 7回に吉田の本塁打で同点に追いつくもすぐ8回に2点追加されてしまうと、「同点に追いついて、山本投手がまさかの失点。あの山本投手でもダメかと。2回目の諦めが来ました。やっぱり流れがあるんで、こういう時って勝てないなって感じていた」と苦笑した。

 そんな中でも8回裏に1点を返した。「侍ジャパンの戦い方、源田選手の緊張感ある中での送りバント、あれを決めた時に“これ行けるかも!”って思いましたね。栗山監督の選手を信じてのもう1回同じサインを出した」と感心。そして、9回裏に、村上のサヨナラ打が生まれた。「本当に夢かなと言っちゃいました」と告白。「今まで劇的なシーンは見てきましたけど、この場面で当たってなかった村上選手がまさかのって感じでしたから。夢かなって思いました、そのぐらいの素晴らしい攻撃でしたね」と感激していた。

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