フレッチャー、口ひげ剃り落としてエンゼルス復帰、「東京ドームでの翔平との戦いは現実離れした感じ」

WBC準々決勝「日本・イタリア」戦後、ひげ姿のDa・フレッチャー（左）と大谷
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　エンゼルスのダビッド・フレッチャー（28）が20日（日本時間21日）レッズ戦に「9番・遊撃」で先発出場。2打席目に左前打を放った。フレッチャーはワールド・ベースボール・クラシック（WBC）での戦いを終え、19日にエンゼルスのキャンプ地に戻ったばかり、それでも早くも20日に先発出場、3月30日の公式戦開幕に向け調整していく。

　「WBCは楽しかった。それぞれの国に行って、あれだけの大観衆の前でプレーする。ファンもゲームに入り込んでいてすごかった。興奮した」と大リーグ公式サイトの記者に語っている。WBC期間中に生やしていた口ひげは剃り落としていた。

　仲良しの大谷翔平については、昨季終盤は、WBCで対戦したら結果はどうなるかでしばしば冗談を言い合っていた。準々決勝で本当に対戦。フレッチャーは5回、大谷の98マイルの直球を右前にはじき返し、1死1・3塁のチャンスを作った。試合に勝ったのは日本だったとはいえ、フレッチャーは大谷からヒットを打ったことを威張ることはできる。「試合後はヒットの話はしなかったけど、今季シーズン中は言うだろうな」と微笑む。「戦えて楽しかった。翔平は我々に対し全てを出しきっていた。一度、彼と実戦で相対してみたかった。東京ドームで彼を相手にプレーするのは現実離れした感じだった」と振り返っている。