やっぱり吉田正尚様! 奇跡こじ開けた同点3ラン「や~しびれましたね。最後は自分を信じて」

[ 2023年3月21日 13:14 ]

WBC準決勝   日本6-5メキシコ ( 2023年3月20日    米・マイアミ )

<メキシコ・日本>7回、同点3ランを放った吉田を迎える大谷ら(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で準決勝が行われ、日本が劇的サヨナラでメキシコを下した。9回に村上宗隆内野手(23=ヤクルト)が逆転サヨナラ打で試合を決めた。

 大きかったのは吉田の同点3ランだ。3点差を追う7回、2死一、二塁から同点3ラン。一塁ベースを回る際に両手を上げて歓喜した。2度も満塁機を逃すなど、日本に嫌なムードが流れ始めた際の一撃だけに、値千金だった。

 会見で吉田は『メモリアルな一発になったか』と聞かれ、「でしょうね!ハハハ」と笑いながら「や~しびれましたね。本当につないでくれて、ちょっと重苦しい雰囲気はあったんですが、最後は自分を信じて、強い気持ちで打席に臨んだ」と話し、「追い込まれていましたので、何とか食らいついていこうと。チェンジアップをその前に見られたので、少し厳しいコースだったが、何とかボールの下にバットを入れて、(フェアゾーンから)切れずに行ってくれた」と振り返った。この3ランで今大会13打点目。17年にバレンティン(オランダ)が記録した12打点を超え、大会史上最多打点となった。

 村上のサヨナラ打については「彼の本来の調子はまだまだ出てないと思いますし、彼が積んできたキャリアは、皆さん、僕らも全員が認めていますし、彼を最後信じていた」と、出るべくして出た一撃と表現。米国との決勝戦に関しては「日本の野球の素晴らしさを世界で証明できる大会になる。明日、世界一を証明できるチャンス」と話し、さらに「日本はメジャーをリスペクトしています。たくさん有名な選手がラインアップにいて、試合できることがすごく楽しみ、光栄なことです」と加えていた。

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