決勝の米国戦先発の今永「野球を終える時に、真っ先に思い出せるような投球を」

[ 2023年3月21日 12:53 ]

WBC準決勝   日本6―5メキシコ ( 2023年3月20日    米・アリゾナ州 )

キャッチボールする今永(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で09年大会以来、3大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」での準決勝でメキシコを6―5の逆転サヨナラ勝ちで下して決勝に進出した。

 試合後の公式会見で、栗山監督は「明日の先発は今永投手でいきます」と公表した。

 今永は今大会、1次ラウンドの10日の韓国戦、準々決勝の16日のイタリア戦で中継ぎ登板して、計4回を投げ3安打1失点。左腕のエース格として栗山監督も絶大の信頼を寄せている。

 「この登板間隔を考えたら、そんなにたくさんの球数ではないと思う。」と栗山監督。決勝では、ダルビッシュのほか、大谷も救援登板へ意欲を見せている。投手陣にとっても09年以来の3度目の世界一へ、総力戦となる。

 栗山監督に18日(日本時間19日)の練習中に先発を伝えられたという。今永は「予想していた部分はあったので。期待に応えたいと思う。きょうこういう勝ち方をチームがしたので、特に何か気負うことなく、普段通りでいい流れに乗っていければ。本当にすごい人がたくさんいるので、みんなで助けてもらいながら投げたい。もう初回から飛ばして、いけるところまでいけということだと思う」と語った。

 米国打線については「長打を打てる打線。自分の100%が通用しない相手ははいると思う。その時に相手の苦手なコース、球種は何なのかを確かめながらやりたい」と語った。

 「野球を終える時に、このマウンドのことを真っ先に思い出せるような投球をしたい。最後は勝たなきゃ面白くないと思うので、最後チームが勝つための投球にしたい」と表情を引き締めた。
 

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2023年3月21日のニュース