阪神“梅弾神話”11で止まるも…侍・稲葉監督が守備絶賛「ピッチャーを引っ張ってる」

[ 2019年6月21日 05:30 ]

交流戦   阪神2-3楽天 ( 2019年6月20日    甲子園 )

4回、中越え本塁打を放ち、高橋遥(右)とタッチを交わす梅野(撮影・成瀬 徹)
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 チームのため、勝利のために披露した全力プレーが、進化を印象付けた。阪神・梅野が、20日の楽天戦で攻守に渡る活躍をみせて視察した侍ジャパン・稲葉監督の目に留まった。

 「状態が悪い中で気持ちを切り替えて。良い追加点になった」  1点リードの4回に迎えた第2打席に、快音を響かせた。石橋の投じた137キロカットボールをフルスイングで捉えた打球は、バックスクリーン左へ着弾。今季7号ソロはリードを2点に広げる価値ある一発になった。

 「打撃で迷惑をかけていて、日を新たに今日こそはという気持ちで挑んだので」

 直近4試合では17打数1安打、前日も満塁の好機で凡退するなど、責任を感じていた。意地と悔しさの詰まった放物線。ネット裏から熱視線を送った稲葉監督も、自慢の強打をアピールした姿に「昨年に比べて成長してるな」と目を細めた。

 ただ、ジャパンの指揮官が称賛したのは守備面を含めた捕手としてのツール。「キャッチャーとしてショートバウンドを止めるうまさを持ってる。ピッチャーを引っ張ってる。良い姿になってきた」とボールを後逸しない“梅ちゃんウォール”や、リーダーシップを評価し将来的な侍ジャパン入りにも「もちろん。候補選手の1人」と力強くうなずいた。 捕手としての能力を見せつけた裏で試合後、本人の表情は険しかった。自身が叩き出した追加点もむなしく、逆転負けを食らってチームは悪夢の6連敗。ホームランを打てば負けない神話も11連勝でストップ。相次いだ失策が失点につながり「もっと1つのアウトに執念と執着心を持ってやっていかないと。野手が投手を見殺しにしないように盛り立てていかないと」と強い責任感を口にした。

 「負けが込んだ時に勝つ1勝の難しさはキャッチャーとして感じてる」。昨年、最下位に沈んだ屈辱を今も胸に刻む。扇の要としての真価が問われる。(遠藤 礼)

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