広島・緒方監督 20歳の若鯉・山口に“公開説教” 4回2失点、あと1回で勝利投手権利も交代告げる

[ 2019年6月21日 19:32 ]

交流戦   広島―オリックス ( 2019年6月21日    マツダ )

<広・オ>山口の交代を告げにベンチを出る緒方監督 (撮影・奥 調)
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 広島期待の若手右腕・山口翔投手(20)がオリックス戦(マツダ)でプロ4度目の先発登板。3回と4回に2四死球ずつを与えてピンチを招き、緒方孝市監督(50)からの“公開説教”の末に4回3安打2失点で降板した。

 山口は2回、先頭のロメロと続く中川に連続二塁打を打たれて先制点を献上。だが、打線はその裏、バティスタの中犠飛で追いつくと、3回には西川の2試合連発となる5号2ランで勝ち越しに成功した。

 打線に援護をもらった若鯉だったが、ピリッとしない。3回は2四球を与えてピンチを招くも無失点で切り抜けたが、4回は四球、安打、死球で無死満塁。それでも併殺打の間に1点を失っただけで3―2とリードを守ったままこの回を投げ終えたが、ベンチへ戻ると緒方監督に呼ばれ、強い口調で“公開説教”される姿がテレビの中継画面に大きく映し出された。

 緒方監督の後には現役時代にエースだった佐々岡真司投手コーチ(51)からもアドバイスを受けた山口。5回のマウンドへは向かわず、守備につく前の主砲・鈴木誠也外野手(24)に励ましのグータッチをもらってベンチ裏に消えた。

 山口の投球内容は4回で打者18人に57球を投げ、3安打2失点。1三振を奪い、与えた四死球は4つだった。 

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