巨人・丸 12号&V2点打で全4打点 5年ぶり交流戦勝ち越し、いざソフトBとV決戦

[ 2019年6月21日 05:30 ]

交流戦   巨人4-2オリックス ( 2019年6月20日    東京D )

お立ち台でジャビットと一緒にマルポーズをする丸(撮影・森沢裕)
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 巨人の丸佳浩外野手(30)が20日のオリックス戦で全4打点を挙げる活躍を見せ、勝利に貢献した。6回に同点12号2ランを放つと、8回には右越え2点三塁打で試合を決めた。交流戦5カード連続勝ち越しで10勝5敗とし、優勝した14年以来5年ぶりの勝ち越しが決定。21日からの最後の3連戦でゲーム差なしの首位・ソフトバンクと激突し、5年ぶり3度目の交流戦制覇を目指す。

 「初解禁」に目を丸くした。6回に同点2ランを放った丸は原監督からハイタッチで出迎えられた。その後だ。ベンチに座ろうとすると、原監督が両手で輪をつくる丸ポーズ。選手にはすっかりおなじみとなったが、指揮官にもやってもらい、思わず差し込まれた。

 「差されちゃいました。びっくりして返すことができなかった。恐縮です。次は(返せるように)準備しておきたいと思います」

 指揮官が興奮するのも無理はない。チームは5回までK―鈴木の前に1安打。丸はその右腕の外角直球に力負けせずに左翼ポール際へ運んだ。値千金の12号に「切れるかなと思ったけれど、僕の日頃の行いが良かったということで、入ってくれた」と笑わせた。

 野球のためなら何もいとわない。広島時代の14年。出塁率をヤクルト・バレンティンと争った。ライバルの・41928に対し、丸は・41925。僅差で競り負けた。「何かを変えないと」と断酒を決断。「納会とかで先輩につぎに行っても、つぎ返されないようにすぐ逃げるんですよ」。それから、ビールかけ以外で飲んだことはない。固い意志を貫き、昨季は・468で最高出塁率のタイトルを獲得してみせた。

 同点の8回2死一、二塁では右翼フェンス直撃の決勝2点三塁打を放った。全4打点を叩き出す活躍に原監督も「4点のうちの4打点ですから、100点です」と絶賛。18日の初戦でも好投手・山本から先制弾を放っていただけに「彼がいたから2勝できたといっても過言ではない」と賛辞を惜しまなかった。

 優勝した14年以来の交流戦勝ち越しを決め、きょう21日からはソフトバンクと優勝を懸けて戦う。14年もソフトバンクとの直接対決による優勝決定戦を制した。丸にとっては広島時代の昨季、日本シリーズで打率・160に抑え込まれ、チームも日本一を逃した因縁の相手でもある。

 「全カード勝ち越しに向けて頑張っていきたい。一戦必勝でチーム一丸となって粘り強く戦っていきたい」。いずれも5年ぶりとなる交流戦制覇とリーグV、そして悲願の日本一へ。勝利の美酒を浴びる。(青森 正宣)

 ○…丸(巨)が同点2ラン、勝ち越し2点適時三塁打と4打点。自身1試合4打点以上は広島時代の昨年9月15日中日戦の4打点以来通算15度目(最多は6打点で2度)。巨人移籍後は3度あった3打点を上回る最多打点になった。また、ゲーム2本の殊勲安打は17年7月6日巨人戦以来通算11度目。こちらも巨人移籍後は初めてだ。

 ○…巨人は交流戦5カードを消化して全て2勝1敗。交流戦開幕から5カード以上の連続勝ち越しは07年日本ハム6、11年ソフトバンク6、15年ソフトバンク5、18年ヤクルト5に次いで5度目。ただ、07年日本ハム、11年ソフトバンクは24試合制でのもの。現行の18試合制(15年~)で5カード連続は3度目のタイ記録。今日からのソフトバンク戦で5年ぶりの交流戦Vと交流戦初となる全6カード連続勝ち越しを狙う。

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