【阪神・矢野監督と一問一答】連敗脱出で「すっきりとやったーって喜びたいけどね…」

[ 2019年6月21日 22:44 ]

交流戦   阪神5―3西武 ( 2019年6月21日    甲子園 )

<神・西>8回1死二塁、糸原の適時打で生還した植田(右)を迎える矢野監督(撮影・平嶋 理子)
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 阪神が引き分けを挟んだ連敗を6で止めた。先発の西が西武打線に9安打を浴びながら6回3失点と粘りの投球。打線は3―3で迎えた7回に無死満塁から梅野が押し出し死球を奪って勝ち越した。8回には糸原の適時打でダメ押し5点目を記録した。7回からマウンドに上がっていた岩崎が今季初勝利をあげた。

 ▼手に汗握る展開 そうですね。やっと勝てましたけど。もうちょっとね。点を取れる場面があったんでね。勝てましたけど。やっぱり課題はあったかなと思います。

 ▼久々の勝利 本当にね。連敗中もちろん苦しいですし、でも僕たち前向いてやっていくしかないですしね。僕自身、しんどいからこそ楽しみたいというのはずっとあるのでね。そういう気持ちを出したプレーをできるように頑張ります。

 ▼終盤のダメ押し点 もう1点、もう2点とね。取れる場面だったと思うんでね。みんながそこまではつないでくれたというのはありますけどね。やっぱりもう1人(大山)ね。還すというところで還してほしかったなというのはありますね。

 ▼連敗脱出にホッ すっきりとやったーって喜びたいけどね。そこまでいけるところでもない。でも、一つ勝てたというのは本当に前を向いて行けるモノにみんながしてくれたと思う。今まで大事に大事にいっていた部分もどうしてもあったと思うんやけど。明日からも積極的によりそういうような気持ちでいってくれたらうれしいなと思う。

 ▼先発の西の投球 調子はたぶん良くないかなという中でね。ヒットも9本くらいですか? 打たれながらも最後のもう1イニングというのがね。なかなか難しいところなんですけど、あそこももう1イニング行ってくれましたしね。本当、粘りのピッチングをしてくれたかなという感じですね。

 ▼1000奪三振を記録 素晴らしい。バッタバッタと三振を取るというピッチャーじゃないですけどね。要所でそうやって取ってきたピッチャーだと思う。ここから次は1500、2000と目指して行ってもらいたいですね。

 ▼岩崎、藤川、ドリスも好投 (岩崎)スグルもよく頑張ってくれました。球児も、あんだけフルスイングしてくるバッターをね。どこか楽しんでいるような感じも見えるくらいのね。そういう中で細心の注意を払いながらというね。経験のあるピッチングをしてくれました。本当に中継ぎ陣が西の後をつないでよくやってくれました。

 ▼球児は山川から三振 一番苦しい打順の巡り合わせで、一番プレッシャーのかかるような打順を迎えて、球児らしい空振り三振をしっかり取ってくれた。大胆に行く中にも、しっかり細心の注意を払いながらいくという、さっきも言ったけど、球児の経験とか、ただ強いボールを投げるだけじゃない部分が、しっかり出してくれたんじゃないかな。

 ▼勝利を確信した場面 全然ないけどね。正直。もう1点、2点入れば流れがこっちに来るところで、やっぱりユウスケ(大山)がね。

 ▼大山が決めろ やっぱり、あいつが試合を決めるところというのがね。あいつ自身もそう思って打席に行っているしね。どんどん積極的には振りに行ってるんだけどね。ユウスケが決めてもらいたいというのが、どっかに残っていると思う。チャンスを作るところまではヨシオ(糸井)も打ったり、ケント(糸原)もしぶといタイムリーとかっていうのが出ているから。そういうところで言えば、4番以降のところで何とかできるというのが勝ったけど課題として残っている部分ではあると思う。あっこでもう1個いって流れを作れたらっていうのは課題かな。

 ▼ジョンソンがシート打撃登板 現時点で、明日、あさって上げることはないと俺のなかで思っている。ここまで来たら無理させても、その後、長引いても困る。現状、投げたのはプラス。現状では明日、あさってはあまり考えていない。

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2019年6月21日のニュース