阪神 令和初黒星で再び借金生活 糸井に不安要素 得点圏打率が…

[ 2019年5月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―4広島 ( 2019年5月2日    甲子園 )

6回無死、糸井は空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 阪神は2日、広島戦(甲子園)に0―4で敗れて令和での初黒星を喫した。打線は9安打を放ちながら、糸井が3回1死一、二塁で遊飛に倒れるなど再三の好機を生かせず。4月21日の巨人戦以来となる今季4度目の零封負けを喫した。9回には守護神・ドリスが決勝弾を浴び、今季最多の更新を狙った連勝も4でストップ。再び借金生活に逆戻りした。

 3日連続で今季最多を更新した大観衆の願いが、一瞬にしてため息に変わった。0―0の9回。3番手のドリスが先頭・野間に今季初の四球を献上してしまう。これまでとは異なる展開に漂い始めた悲劇の予感。1死二塁からバティスタに投じた149キロは、左翼席に消えていった。

 「今までよく頑張ってくれてるんだからね。それ(救援に失敗したこと)をあんまり言うのは、俺はない」
 矢野監督は守護神の救援失敗をかばった。4月21日巨人戦以来となる今季2度目の失点。決勝点を献上したことは事実でも、敗因は決定打を欠いた打線にあった。

 「ゼロでは勝てないんで。立ち上がりとか、もちろんチャンスは結構つくったんでね。(糸原)ケントもね。しっかりとらえた打球とか。そういう部分もあったけど。やっぱり点を取らないと」

 得点圏に5度も走者を進めながらも本塁が遠かった。初回は1死一、三塁から大山、福留が凡退。7回は3安打で2死満塁を築き上げた。糸原はやや低めのカットボールを確実に捉えたが、痛烈な一打は不運にも野間の正面を突く中飛。今季6試合で防御率1・64を誇る大瀬良から7安打を放ち、あと一歩まで追い詰めた。連勝が4でストップしたとはいえ、決して悲観するような内容ではない。

 ただ、唯一の不安要素を挙げるとすれば糸井だろう。3回1死一、二塁からの第2打席。初球は止めたバットに当たってファウル。続く2球目も同じカットボールを打ち損じて平凡な遊飛に終わった。6回、8回の打席では連続三振。頼れる3番打者の実績からすれば、今季の得点圏打率・241は物足りないが、ここ10試合に限れば得点圏は13打数3安打の同・231とさらに悪化する。

 「そういうふう(本来の姿とは違うよう)に俺らも感じているんだけどね。(積極的休養も)こっちも考えているんだけど」
 指揮官も“異変”を感じていた。12連戦の6試合を消化。疲労などを考慮して今後は積極的休養も検討課題の一つとなった。直近の10戦で7勝3敗という矢野阪神。上り調子のチームの裏で、超人の状態が心配される。(山本 浩之)

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