広島 バティスタ 令和のチーム1号 ここ5試合で4本塁打9打点

[ 2019年5月3日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―0阪神 ( 2019年5月2日    甲子園 )

9回表1死二塁、バティスタ(左から2人目)は左越えに勝ち越しの2点本塁打を放ちナインとタッチを交わす(撮影・奥 調)
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 広島のサビエル・バティスタ外野手(27)が価値ある令和のチーム1号を放った。2日の阪神戦(甲子園)で0―0の9回に左越えへ均衡を破る5号決勝2ラン。先発・大瀬良は7回を粘りの投球で零封し、バトンを継いで8回1イニングを抑えたフランスアが3勝目だ。チームは令和2戦目にして初星を飾り、連敗を4で止めた。

 8回まで散発4安打に抑えられ、二塁さえ踏めないゼロ行進。押しに押された試合の形勢を、しかし、ドミニカの大砲がひと振りで逆転させた。歓喜のヒーローインタビュー。バティスタは、フェリシアーノ新通訳を介して喜び、破顔一笑だ。

 「いい打点を挙げたいと思っていたので、うれしい。当たりも感触もよかった」

 0―0で迎えた9回1死二塁。阪神・ドリスがカウント2―2から投じた8球目、149キロの内寄りツーシームを振り抜くと、打球は真っ赤に染まる敵地の左翼席に着弾した。チームの連敗を4で止める値千金の5号決勝2ラン。記念すべき令和のチーム1号だ。

 「平成も令和も最初は知らなかった。令和になったし、これからもたくさん打ちたい」

 4月30日のカード初戦で、プロ野球の平成ラスト本塁打を放ったばかり。名前を刻んだ改元またぎの2発を含め、ここ5試合で4本塁打、9打点と量産ペースは上がっており、長く1割台だった打率も上昇カーブを描く。

 「始動を早め、自分のタイミングで振れるようになったんだ」

 “育休”に入ったクレート通訳に代わり、4月19日に合流したフェリシアーノ新通訳の存在も大きい。04年から06年まで広島に在籍し、20試合に登板した実績を持つ右腕。配球面や投手心理などを経験を踏まえてアドバイスされ、打席の中で活用しているという。

 「バティはよく打ってくれたよ」。緒方監督は殊勲の助っ人を称える。チームの連敗は4でストップ。きょう3日からの巨人3連戦(マツダ)に向けては「その日の試合をしっかり戦うことが次につながる。1戦1戦」と常套句を口にした。

 令和の時代に一歩を踏み出す初勝利。ただ先行きを楽観視できる状態になく、逆襲に転じるには投打で奮起が必要だ。「自分の打撃も考えるけど、一番求めているのはチームが勝つこと」。いまだ鳴りを潜める打線。バティスタは風穴を開ける貢献を誓っている。(江尾 卓也)

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