西武・秋山“サイクル超え”単打だ二塁打だ2連発だ!メモリアル100号で借金完済

[ 2019年5月3日 05:30 ]

パ・リーグ   西武5-3日本ハム ( 2019年5月2日    メットライフD )

7回1死、通算100号右越え本塁打を放つ秋山(撮影・久冨木 修)
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 西武・秋山翔吾外野手(31)が2日、日本ハム戦で3、4号本塁打を含む4打数4安打で勝利の立役者となり、チームの5割復帰と3位浮上につなげた。単打に二塁打、2本のソロ本塁打と「サイクル安打超え」の活躍。7回に放った4号アーチで通算100号にも到達した。2本塁打も4安打も今季初で、打率は試合前の打率・233から一気に・262に。リーグ最多安打3度のバットマンに、ようやくエンジンがかかってきた。

 うれしさとともに、これまで貢献できていなかった歯がゆさが口をついた。5月、今季27試合目にして初のお立ち台。秋山は、実感を込めて話した。

 「本当に声援も声援に聞こえないくらいに背負ってしまった自分がいたので、今日改めて素晴らしい声援を受けて、凄く幸せだと思いました」

 4月は打率・232と苦しんだ主将が、うっぷんを晴らすかのように4安打3打点と大暴れ。初回に1死二塁から放った適時二塁打で、今季初めて先制の打点を挙げ「一つ仕事をした安ど感があった」と、流れに乗った。3回にも右前打を放つと、1―1で迎えた5回には金子の144キロ直球を右中間へ2戦連発の3号ソロ。7回には2打席連発で通算100号を達成した。

 本来スロースターターではないが、開幕から思うような結果が出ず。ある時は「次の一本が出ても、続くか不安。みんなヒットが出ていてうらやましい」とつぶやき、FA移籍した浅村に代わって、今季は1番から3番に打順が変わたことで「マークもきつくなっていると思う」と漏らしたこともあった。映像で何度も繰り返し確認し「三振をしたくないという思いから、体が開いたりしていた」とフォームを試行錯誤した。微調整を重ねた結果として「アウトでもいい打撃が増えてきた。ちょっとずつ感覚が合ってきた」と手応えが出ていた。

 3月21日。アスレチックス―マリナーズ戦のチケットを自費で購入し東京ドームで観戦。今オフにもメジャーに挑戦する可能性がある安打製造機は、イチローの現役最後の姿を目に焼きつけた。15年にはプロ野球最多の216安打を放ったヒットメーカーだが「イチローさんの時は130試合。記録を超えたとは自分でも思っていません」と言い切り、一戦一戦に集中している。

 辻監督は秋山の大活躍に「今日は本当にいいところで打ってくれた(5回は)天才的な本塁打」と絶賛し、ホッとした表情を浮かべた。これで勝率を5割に戻し3位に浮上。秋山が復調してこそ、獅子おどし打線は本領を発揮する。(武本 万里絵)

《“悩める4月”脱却》
 ○…秋山の4月終了時の打率は.232。最近5年間の同時期の打率としては16年の.294を下回る最低だったが、今月2試合で打率は.262まで上昇した。なお、過去2年の5月の月間打率を見ると17年.351、昨年.356と上り調子で、今季も復調が期待される。

《史上289人目100本塁打》
 ○…秋山(西)が7回に西村から2打席連続となる4号ソロを放ち通算100本塁打を達成した。プロ野球289人目。初本塁打は11年9月8日のロッテ戦で小林敦から。西武では17年の浅村に続く26人目。左打者では98年の鈴木健以来21年ぶり2人目となった。チームメートの山川も100号にあと2本。チームで2日連続のメモリアル弾となれば80年10月4、5日の近鉄・佐々木恭介、栗橋茂、98年8月18、19日の中日・山崎武司、立浪和義に次ぐ3度目となるがどうか。

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