高知の1年・森木 MAX145キロ公式戦デビュー、2回3安打1失点 中学時代軟式で150キロ記録

[ 2019年5月3日 18:02 ]

春季高校野球四国大会 1回戦   高知6―8高松商 ( 2019年5月3日    松山坊っちゃんスタジアム )

公式戦デビューを果たした高知・森木
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 中学時代に軟式で150キロを計測した森木大智投手(1年)が公式戦デビューを果たした。3―7の8回から3番手として登板し、2回3安打1失点。球場表示で145キロと高校入学後、試合では最速タイとなる球速を計測した。

 国内6球団のスカウトが見守る前で、存分に才能を示した。8回、先頭打者を空振り三振に仕留めると、次打者は142キロ直球で三ゴロ。2死から安打は許したが、平尾暁大捕手(3年)が二盗を刺し、この回を無失点で終えた。

 「負けている状態だったので、自分が流れを変えるという気持ちでした。練習試合とは違う独特な雰囲気でしたが、自分のベストを出そうと思った」

 2イニング目となる9回に1点を失ったが「怖がらず、堂々と投げられた」。昨年8月の「四国中学総体軟式野球競技」決勝戦で150キロを計測した思い出の場所で躍動した。

 高校入学後は4月13日の八幡浜(愛媛)との練習試合で対外試合デビューし、その後も3試合に登板。ブルペンで149キロを計測するなど、順調に段階を踏んできた。しかし27、28日の練習試合での連投後に右肩にハリが出た影響でペースダウンし、本格的なブルペン投球を再開したのは試合前日の2日。体調が万全でない中での投球だった。浜口佳久監督(43)は「怖がった投球なら代えようと思っていた。練習不足だが、腕は振れていた」と言う。今後の経験を積ませるため決勝戦まで勝ち進めば、先発起用する案も温めていた。

 敗れはしたが球速も含め、初の公式戦で無限の可能性を示した。ただ森木に満足感はない。

 「球速は出そうと思って出していない。チームが勝つためにやっています。足りないところがたくさんあった。夏に向けて、まず3年生を甲子園に連れて行くために自分ができることをもう一度、考えたい。頼られる、勝てる投手になりたい」

 着実に「令和の怪物」へと歩み始めた。

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