巨人・坂本が186度目猛打賞 歴代最多の張本勲氏が祝福「まだまだ上を目指して」

[ 2024年5月3日 20:36 ]

張本勲氏
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 巨人の坂本勇人内野手(35)が2日の阪神戦(東京ドーム)で3安打を放ち、長嶋茂雄終身名誉監督に並ぶ歴代3位となる186度目の猛打賞をマークした。巨人のOBで歴代最多の251度を誇る張本勲氏(本紙評論家)が祝福した。

 「坂本、ミスターに並ぶ186度目の猛打賞おめでとう。セ・リーグ記録とのことだが、まだまだ上を目指してほしい。長くレギュラーを務め、丈夫な体で試合に出続けているからこその勲章。次に目指すは200度目の猛打賞だろう。その先にはNPBで私一人しかいない通算3000安打も待っている。彼ならできる、と思う。

 猛打賞はもちろん公式な記録ではないが、通算で251度達成した私にとっては忘れ得ぬ「記録」だ。よく打ったな、と自分でも感心している。固め打ちのコツなどはない。1本打てば、もう1本。2本目を打てば3本目、次は4本目…。どん欲に、必死に次の1本を追い求めた結果だ。もしかしたら、明日はヒットを1本も打てないかもしれない。私は常にそんな不安と戦っていた。ならば、打てる時に打つ。その積み重ねが、最終的に通算3085安打になったのだと思う。
 1試合に3安打以上するには、その試合の中で違う投手と対戦するケースも多い。坂本は技術が確立されており自分の間合い、形で打てる。だからこそ、固め打ちも可能になるのだろう」

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