イチロー氏 引退後初ユニ姿お披露目!名場面映像に3万人が大拍手 初仕事は打撃投手で100球熱投

[ 2019年5月3日 05:30 ]

試合途中、ファンの声援にベンチから手を上げて応える米大リーグ、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏
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 「伝道師イチロー」として新たなスタートを切った。マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏(45)が1日(日本時間2日)、カブス戦でベンチに入り、現役引退後初めて背番号51のユニホーム姿で地元ファンにあいさつした。試合前の練習では初仕事として、打撃投手で約100球を投げるなど、指導者として軽やかに再出発した。

 大型スクリーンに躍動する背番号51の名場面が流れた。T―モバイル・パークの2回表終了後、レジェンドのために設けられた時間だ。2万9471人の観衆がスタンディングオベーション。笑顔を浮かべたイチロー氏が、一塁ベンチから手を振って応えた。

 「これはまた特別な時間。カブスファンが多かったけど、あんなふうにはなかなかしてもらえないですからね」

 3月21日、東京ドームでラストゲームに臨んだ。選手復帰した今季、本拠地でプレーを見られなかった地元ファンへの顔見せ。「あんな感じでやるとは知らなかった。ちょっと油断しましたね。ちらっとこうやる(帽子を取る)くらいかと思っていた」。想定外の華々しさ。それこそがイチロー氏が成し遂げた偉業に、米国が示した敬意だった。

 何よりもうれしかったのは、対戦相手からも受けた祝福だ。マウンドからは通算58打席対戦したカブスの左腕レスターが、胸に当てた手をイチロー氏へ向けて突き出した。イチロー氏も同じ動作で呼応。一方で想定外だったことから「あっちのダッグアウトを見ることができなかった。マドン(カブス監督)にもあいさつしたかった。その配慮ができなかった」と悔いた。

 インストラクターとしての初仕事は打撃投手だった。試合前にシーガー、ナルバエス、ムーアの3選手に約10分間、約100球を投げた。「近いし、高い所からだから、力をいれなくてもいい感じ。あれだったら3組全部、300球投げられます」。現役を引退してまだ1カ月。「軽く投げていても(打者には)速いみたい」とおどけつつ反省した。

 キャッチボール中には、駆け寄ってきたダルビッシュと談笑もした。今後は車で1時間弱の傘下3Aタコマにも足を延ばす。「指導者イチロー」は現役時代と変わらない生き生きとした表情で、スタートを切った。

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