「鎌倉殿の13人」語り・長澤まさみ 本編にサプライズ登場!6年ぶり大河は女中役 約40秒もSNS沸く

[ 2022年10月16日 20:45 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第39話。語りの長澤まさみが侍女役で本編にサプライズ登場(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は16日、第39話が放送され、ついに最終章の幕が上がった。語りを務める女優の長澤まさみ(35)が冒頭いきなり、女中役で本編顔出し初登場。事前告知なしのサプライズ出演を果たした。約40秒ながら、大河出演はヒロイン・きり役を演じた2016年「真田丸」以来、6年ぶり。オンエア終了後(午後9時)、「長澤まさみ」がツイッターの世界トレンド15位に入るなど、鎌倉御所からのナレーションはSNS上で大反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第39話は「穏やかな一日」。いまだ3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)と千世(加藤小夏)との間に世継ぎの誕生がなく、気に掛ける政子(小池栄子)と実衣(宮澤エマ)。北条義時(小栗)は御家人たちが謀反を起こさぬよう、政の仕組みを改める。しかし、そのやり方は傲慢。三浦義村(山本耕史)和田義盛(横田栄司)らに不満が募っていた。一方、北条泰時(坂口健太郎)は慣れない和歌に悪戦苦闘し、源仲章(生田斗真)に相談を持ち掛ける。そんな中、成長した公暁(寛一郎)が…という展開。

 鎌倉御所・廊下。義時が侍女とすれ違う。侍女は一礼。振り返ると、それは長澤だった。

 「(一礼し)鎌倉に、穏やかな日々が訪れています。本日は承元2年(1208年)から建暦元年(1211年)に至る4年間、この鎌倉で起こる様々な出来事を、1日に凝縮して(手を口に当て)お送りいたします(ささやき&ニッコリ)」

 そして、オープニングタイトルバック終わりのあらすじ「大海の 磯もとどろに寄する浪 破(わ)れて砕けて 裂けて散るかも 源実朝」を読み上げた。

 大河ドラマの語り担当が劇中にも登場したのは、19年「いだてん~東京オリムピック噺~」の古今亭志ん生役・ビートたけし、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役の森山未來以来。ただ、これは当初から発表済み。今回のようなケースは、18年「西郷どん」のナレーター・西田敏行が最終章「明治編」(第39話、10月21日)で主人公・西郷隆盛(鈴木亮平)の息子・西郷菊次郎役を演じて以来となった。大河の語りが途中から劇中の登場人物に起用されたのは西田が初。

 SNS上には「長澤まさみさん、まさかの劇中に降臨」「わ!長澤まさみ!そりゃ義時も振り返るわ」「現場からナレーションきたぁ」「長澤まさみの(『青天を衝け』の)徳川家康化」「きりちゃんを思い出す」「ダー子(『コンフィデンスマンJP』の長澤の役名)、鎌倉殿に潜入中」などの声が続出。視聴者は驚きに包まれた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月16日のニュース