橋下徹氏 プーチン大統領の核使用示唆に「西側諸国は政治的な解決という出口戦略もしっかり考えないと」

[ 2022年10月16日 09:49 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が16日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部・南部4州を一方的に併合し、「自国の領土」を防衛するためだとして核兵器使用も選択肢だと主張していることに言及した。

 米政府は、実際に核使用に踏み切る兆候は確認していないとしているが、サリバン大統領補佐官はロシアが対応を誤れば「破滅的な結果」をもたらすと警告。中央情報局(CIA)のバーンズ長官も、ウクライナで苦戦するプーチン氏は「見境がなくなっていて」危険だと分析している。バイデン大統領は6日「このままではキューバ危機以来、初めて核の脅威に直面する。戦術核兵器を安易に使用すれば、アルマゲドン(世界最終戦争)が避けられなくなる」と強い危機感を示した。

 橋下氏は「僕は当初からロシアによるウクライナ侵攻というのは、大きく見れば、ロシアと西側の安全保障に関するつば競り合いだっていう思いがありましたから、西側諸国の方がウクライナに武器供与した以上は、そこは責任を持って前面に出ていく場面が必ず訪れると思っていました」とし、「徐々に徐々にこういう形で西側諸国の方が、すぐに核を使うとは言っていませんけれども、最終的な出口としては、ウクライナ軍がロシアを全部追い出してくれるっていうのが一番いいんですけれども、その前にこういう形で西側諸国とロシアがキューバ危機のようにぎりぎりのつば競り合いをやるような状況の中で、僕は最後は政治的な解決をするという出口戦略もしっかり考えないといけないと思います」と自身の考えを述べた。

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