船越英一郎 名優の父・英二さんは「絶対君主制」好物は「きっちり量って」分配も…「愛情はくれました」

[ 2022年10月16日 11:46 ]

船越英一郎
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 俳優の船越英一郎(62)が15日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。父で俳優の船越英二さん(07年死去、享年84)の好物について語った。

 デビューして40年となる英一郎。英二さんが名優で、水谷豊主演のドラマ「熱中時代」の校長役として知られていたと紹介されると、英二さんのモノマネをして笑わせた。また、「凄く厳しい軍人でございましたからね。士官学校を出てるんで、そのまんま、戦後、軍人として生きたみたいな人だったんで。厳しかったですよ。本当に」と回顧。「僕、ずっと敬語でしゃべってました。父親とは」と続けた。

 そんな英二さんについて、英一郎は「大変なステーキ好きで」と告白。神奈川の湯河原に住んでいた当時は「東京から帰って来て、2週間に1回ぐらい帰ってくるんですけど、そうするとステーキをおみやげに買って来てくれることがあるわけですよ。そうするとそのステーキをはかりを出して来て量るんですよ。一枚一枚」と明かした。

 英二さんはそれらを「これは120、一番大きいからわしだな。2番目、これは長男の一郎、3番目は母親の裕見子、そして妹は一番小さい」などと分け与えたとし、英一郎は「だってそんなの10グラムぐらいしか違わないんですけど、でも全部きっちり量って親が配るという。本当に厳しかったんです」と振り返った。

 MCの「極楽とんぼ」加藤浩次が「お父さんがはしをつけないとみんな食べれないような食卓ですか」と尋ねると、英一郎は「もちろんそうです。絶対君主制でしたからうちは」と明言。「ともかく父親が帰って来るって言ったら、われわれは父親よりも先に食卓に座って、こう帰ってくるのを迎えるっていう」と話し、英二さんが縁側で妹を膝に抱き、隣に母に抱かれた英一郎が座っている写真が披露されると、「こんな場面はないわけですよ、本当は。これは週刊誌が取材に来た時の写真で」とぶっちゃけた。加藤が「やらせ?」とツッコむと、「ええ、やらせの写真でございます」と笑わせた。

 だが英二さんは妹の誕生日にもステーキを買って来て、「きょうはお前が誕生日だから、一番大きいのあげるよ」と妹にも大きなステーキを与えていたとし、英一郎は「非常にきめ細かい愛情はちゃんとくれましたね、厳しいだけじゃなくて」としみじみと語った。

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2022年10月16日のニュース