兵庫県養父市×吉本興業によるメタバース事業「バーチャルやぶ」がオープン 広瀬栄市長もアバターで登場

[ 2022年6月27日 21:08 ]

「バーチャルやぶ」のオープニングセレモニーを実況配信した(左から)銀シャリ・鰻、野性爆弾のロッシー、くっきー!、とろサーモン・村田
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 兵庫県養父市が吉本興業とタッグを組み、仮想空間「メタバース」を活用して魅力を発信する「バーチャルやぶ」のオープニングセレモニーが27日、オンラインで行われ、お笑いコンビ「野性爆弾」らが実況配信した。

 吉本興業のメタバース事業「FANY X」による地方創生事業で、セレモニーも仮想空間上の「バーチャルやぶ」で開催。バーチャルやぶでは、養父市役所のほか、明延鉱山やハチ高原スキー場などの観光名所を再現。電車に乗ってさまざまな場所をめぐったり、吉本タレントとコラボしたゲームも楽しめる。アバターで登場した広瀬栄市長は「デジタル技術を駆使して養父市のことを世界中の人に知っていただくまたとない機会」とアピールした。実際の人口は約2万2000人だが、“バーチャル養父市民”を募集しており、市長は「バーチャルで100万人都市を目指します」と宣言。バーチャル鏡開きも行われた。

 セレモニー後には野性爆弾のくっきー!(46)が「バーチャルやぶ」を体験した。「リアルがすごくて、どこ見てもリアルのすごさがある。あれで匂いとか、風が当たってる感じとかの感触が出てきたら、生きるのはあそこでいいと思いましたね」と感想。バーチャルやぶでやってみたいことについては「スナックがあると思うので、市長とデュエットしたい。バーチャルなら行かなくても出来る。“エキセントリック少年ボーイのテーマ”を歌いたい」と笑顔で話した。

 メタバース上でやってみたいことについては、とろサーモン・村田は「バイクとか乗り物に乗って走ってみたい。自由に運転しながら。キャンプもいいですね。VRキャンプやってみたい」、くっきー!は「理想の家とか作ってみたいですね。ベッカム宮殿みたいなでかい家」。また、銀シャリ・鰻は「寿命がないですから、レジェンドの芸人が復活できるんですよね。やすきよとか、夢がある世界ですね。見られなかった人も見られる」とさらなる進化に期待した。

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2022年6月27日のニュース