和田アキ子 尼崎市USB紛失問題に苦言「持ち出しの許可を得ず…おかしくない?」「しっかりしてほしい」

[ 2022年6月26日 13:43 ]

和田アキ子
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 歌手でタレントの和田アキ子(72)が26日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に生出演。兵庫県尼崎市が全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーを一時紛失した問題について言及した。

 尼崎市は23日、同市から業務委託された業者の協力会社の40代男性社員が21日に飲食店で食事や飲酒をした後、帰宅時にUSBメモリーが入ったかばんを紛失したと発表。男性社員は24日朝から吹田署員と捜索し、同日午前、居酒屋から1キロほど離れた、自宅ではないマンション敷地内でバックアップ用も含めたメモリー2本が入ったかばんを発見した。メモリーの記録は紛失前と同じままで、パスワードやデータの暗号化状態が変更された形跡はないという。一方、漏えいの可能性を排除しきれないとして調査や解析を継続している。

 番組では男性社員がUSBメモリーを持ち出す前に必要な許可を取っていなかったことや、持ち出し後、コールセンターでUSBからデータを移行したが、移行後USBのデータを消さなくてはいけないにも関わらず、怠ってしまったことなども伝えた。

 和田は「これでも今、改めて見ると、持ち出しの許可を得ずに。こんな怖い個人の情報を住民の46万人でしたっけ、そんなことをできるっていう、これ自体もまたおかしくない?個人の情報やで。見られて家族の名前も全部分かってさあ。年収とかね、そういうのも全部分かっちゃうわけだから、何で持ち出すのに許可がいらんのやろう。不思議。こっからおかしいよね」と疑問を投げかけた。

 「じゃあデータは盗まれてないっていう、暗号、パスワードがあったりするから。でもひょっとしたら盗まれてて、そのまんま。盗まれてないのが一番だけど、盗まれてそのまんま置いてあったかも分からないし。この人も意識がないんだから」とも語った。捜索には約30人が動員されたと知らされると、「個人情報だから大変なことでしょ。うん」と厳しい意見。紛失前と変わらない状態で見つかったとの話にも「本人の供述もほんとかどうか分からんもんね」と続けた。

 和田はさらに「こういうのとかさ、コロナの助成金みたいなんもだましたりとか、なんか国とか市とかしっかりしてると思ってたけど、(しっかりして)ないんやね。なんかちょっとしたミスっていうか、こないだの阿武町とか、単純なことで。なんか私らが勝手に思い込んでるんやね、大丈夫って」とも話し、「なんかね、ちょっとしっかりしてほしいですね」と結んだ。

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2022年6月26日のニュース