安倍晋三氏 第2次政権で身につけたスルースキル「なるべく受け流す」「週刊誌読まない」

[ 2022年6月26日 14:06 ]

安倍晋三元首相
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 安倍晋三元首相(67)が、25日深夜配信のABEMA「カンニング竹山の土曜The NIGHT」(土曜深夜0・00)にVTR出演し、首相時代の重圧や野党との戦いについて語った。

 竹山とジャーナリスト青山和弘氏が、安倍氏にインタビューした模様を放送。安倍氏は30分の予定をオーバーし、倍の1時間にわたり熱弁したという。一昨年9月に第2次安倍晋三政権が終了。「総理時代に比べればはるかに精神的には楽ですし、プライベートな時間もないわけではない」と、近況を語った。

 06年に発足した第1次政権は、安倍氏の体調問題等もあり、1年足らずでの退陣を余儀なくされた。「この1年間というのは相当なプレッシャーがありましたね」と打ち明けた。「毎日毎日、すべてが(首相)動静に出ますから、常にさらされているという。自分の生活がさらされているというのが、プレッシャーになります。国会で厳しい質疑に耐えなければなりませんし、日々マスコミ等の批判にも耐えなければいけない」と、心安まらない日々を振り返った。

 一方で、第2次政権下では受け流す“スルースキル”を身につけたという。「その後、5年の時を経て2度目になった時には、受け止めながらプレッシャーをはねのけていったり、受け流していったり。そういうすべはある程度、身につけることができたのかな」。また「罵詈(ばり)雑言的な批判もあるし、事実に基づかないこともある。いちいち受けていけば、ストレスにつながりますし、寿命も短くしていきますし、なるべく受け流していく」とし、「週刊誌は基本的に読まないですね」とも明かした。

 国会では野党に対して反論する、“戦う首相”の側面も見せ、時に野次を批判されることもあった。青山和弘氏から「やりすぎたみたいな思いはあるんですか?」と聞かれると、安倍氏は「ないですね」と即答。「私はむしろ国民の前で論争した方がいいだろうと思ったんですね。そのことによって、問題の本質を多くの皆さんに知ってもらうこともできますし」と持論を展開。さらに「反論してくることによって、政権を8年近く持続することができた」と自負した。

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2022年6月26日のニュース