【1979年大河「草燃える」頼朝落馬VTR】頼朝は石坂浩二　盛長は武田鉄矢　政子は岩下志麻

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第25話。源頼朝（大泉洋）が乗る馬の手綱を引く安達盛長（野添義弘・手前）。伊豆にいた頃を懐かしむ2人だったが…（C）NHK
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　俳優の小栗旬（39）が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（日曜後8・00）は26日、第25回が放送され、俳優の大泉洋（49）が硬軟自在に演じ、圧倒的な存在感を示してきた鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が落馬した。脚本の三谷幸喜氏（60）も高校時代に夢中になった1979年の大河「草燃える」の頼朝落馬（総集編第3回）を振り返る。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　「草燃える」は大河ドラマ17作目。歴史小説家・永井路子氏の小説や随筆を原作に、鎌倉幕府の源氏3代と北条政子の生涯を描いた。脚本は映画「祭りの準備」「あ、春」、ドラマ「失楽園」「牡丹と薔薇」などの中島丈博氏。大河脚本は「草燃える」「春の波涛」「炎立つ」「元禄繚乱」の4作を手掛けた。

　許嫁・源義高（長谷川裕二）を慕い続ける大姫（池上季実子）は体調が回復しないまま建久8年（1197年）7月14日、20歳の生涯に幕。源頼朝（石坂浩二）は次女・三幡（谷川みゆき）の入内を図る。

　そして、頼朝が稲毛重成の元に出向いた日の午後。政子（岩下志麻）が三幡の髪をとかしていると、安達盛長（武田鉄矢）が息を切らして駆けつけ「御所が…」。頼朝は意識を失い、落馬した。運ばれてきた頼朝に、政子は「あなた！」と叫ぶ。正治元年（1199年）1月、「頼朝は眠り続けた。そして、昏睡状態から覚めぬまま、年が明けた」（語り・森本毅郎）。政子の必死の看病も、頼朝は1月13日、天に召された。

　ちなみに「草燃える」の北条義時役は松平健（「鎌倉殿の13人」は平清盛役）が演じた。